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[愛馬の励まし]
2012年05月19日 11:54
「幸せに気づく時間(とき)」
鈴木秀子著
佼成出版社
毎日を笑顔に変える35のストーリーより
北海道のある農家の話。
それまで馬で田を耕していたのですが、機械を導入する必要に迫られ馬を手放さなくてはならなくなりました。
家族皆で可愛がってきた馬です。
しかし、経済的に苦しく、飼い続けることはできないのです。
「こんなによく働いてくれたのになぁ…。最後まで看取ってやりたかった、本当に、ごめんな…」
馬が引き取られるまでの1週間、家族達は馬の体をさすっては涙をこぼし、謝り続けました。
引き取り手が現われ、馬を引き渡しました。
家族は皆、立ちすくんで馬に近づくこともできません。
すると、馬の方から家族に近づいてきて、空に向けて大きくいなないたのです。
明るく大きな声でした。
その瞬間、家族達は心に太陽の光が差してきたような、不思議な感覚にとらわれました。
この愛馬は、身をもって自分達家族を助けようとしている…。そう感じたのです。
凛々しい姿は家族達が大地を踏みしめ、困難に負けないよう力強く生きていくようにと励ましているかのようでした。
父親が言いました。
「この馬はワシたちに、勇ましく生きていくようにと励ましているんじゃ。しっかり生きていくことが、この馬の愛にむくいることじゃ。頑張ろうやな」
皆、うなずきました。
その時、馬の輝く目からひと筋の涙がつつと流れました。
そして馬は去って行きました。
その後、家族の道のりは平坦ではありませんでした。
それでも、一つ一つの困難を乗り越え、今の力強く農業に取り組んでいます。
家族達の心の中には、いつも無償の愛を送ってくれた愛馬がいます。
辛い時、苦しい時
愛馬の励ましを思い出すと勇気と生き甲斐が体に湧いてきました。
そして、厳しい北の大地でもたくましく生きて行こうと心に誓うのです。
心に残るお話です
「無償の愛を与えてくれ、励ましてくれている存在がある。。。」
と、思えること、感じることがどんなに幸せで、生きる力となるか…
無償の愛。。
実はこの世の中に、沢山あると思う♪
しっかりと感じていきたいね~♪
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