いい話♪

【10秒ルール】

ある人のメルマガより

講演会でもよく話すんねんけど、『10秒ルール』っていうのは、忙しい時こそ、目の前の人に時間をプレゼントして！ってこと。
例えば、会社での話。
部下が大きい商談が成立してワクワクして帰ってくる。
部長に報告すると褒めてもらえるって…
いざ、報告しに行くと部長は急ぎの資料を作成中。
「今日、○○社との商談が成立しました!」って笑顔で報告。
部長はパソコンから目を放さずにキーボードをたたきながら、「うん、うん、わかった。」
部下はどんな気持ちになるんやろ？
俺やったら、『何や、もうええわ、これから頑張っても仕方ないわ』って思う。しかし、この部長も悪気が無いねん。
こんな場面いっぱいある。
忙しいのも事実。
こんな時にこそ『１０秒ルール』
手を止めて、目線を相手に向けて「おう、ようやったな！凄いやん」
って10秒プレゼントすんねん。
それから「有難う。しかし、今、この資料を急ぎで作成せなあかんねん。後で詳しく聞くから、ちょっと待っといて！」
って言うたらどうやろ？
俺が部下やったら「あっ、忙しい時にすみません。後で報告します」って言うかな。
その後、部長から「さっきの件、詳しく聞かせて」って言われたら、ワクワクしたまま話するやろな。
このちょっとしたことが大きいねん。
お母さんもそうやで！
子供が学校から帰ってくる、友達と遊んで帰ってくる。
大体この時間はお母さんは料理を作っている時間。
忙しいねん。
子供が楽しい事があって、ワクワクして話をしようとしたら、ついつい「今、ちょっと忙しいからテレビ見て待っといて」
子供はどう思うんやろ…
そんな時、宅急便がピンポーンって届く。
勿論、印鑑持って出て行くやん。
そんな時に友達から電話がかかってくんねん。
ついつい長電話…
子供は全部見てるで?
『お母さんは、私に関心が無いんや…』
ちょっと手が空いて「○○ちゃん、さっきの話、何やったん？」
子供は「もういい！」って
もし、話をしてもワクワクせずに話すんねん。
ワクワクしてないから、聞いたお母さんも『えっ？そんなこと…』みたいな感じになる。
この溝は大きいで?
忙しいのは事実。
そんな時は10秒だけ、子供をギューってハグして！
そして、「今は手が離されへんから、ちょっと待っといて」って言うと子供はワクワクしたまま、待ってんねん。
お母さんにいっぱい話しようって。
今からでも遅ないで。
是非、やってみて!
このお話しを聴いて、私も「ハッ！」としました…
10秒ルール！
実践させて頂きますね♪

「忙しいという漢字は、心を表すりっしんべんに亡と書く。すなわち心が失われているというのだ」

by日下公人（著述家・多摩大学名誉教授）

今日の話が皆さんのお役に立てれば嬉しいです