●彼女たちのこと　その5＜Kちゃん＞

Kちゃん

職業：
出版社エディター　堅い本ばかり出しているところです。


親子：
こいつのことを彼女だと公言するのは・・些か憚られるものがあります。私の女友達（つまり、彼女）の中で唯一、性交渉のない・・清い関係がKだからです。まぁ、親子みたいなものですかね。ただ、恋愛が遊びの範疇である私にとって、Kとの関係もお互いのごっこ遊びであることは間違いありません。


ファザコン：
Kは間違いなくファザコンです。逆に、だから、私のそばにいるのだと思います。ひょっとすると、ファミコン（家族そのものの愛に飢えている）かも知れません。臨床心理士Sちゃんの、恰好のサンプルです。


援交：
なんと、こいつとの出会いは、援交です。渋谷でナンパしました。（いや、ナンパされたのかも知れません）知り合いのクラブ系バーで飲んでたところ、まぁまぁイケてる子が一人でいたのでゲット、まんまとラブホに連れ込んだのですが・・明るいところで見ると・・こいつ！若すぎる！・・で、問いつめたところ、高校生だと判明！・・激怒し、説教する私（自分でナンパしといてねぇ・・ホント）。そのままタクシー呼んで運転手さんに大1枚渡し、家まで送ってもらいました。・・後日、携帯が鳴り・・知らない女の子が『私、おぼえてる？』トカ、意味不明なことを云ってきたのがK。知らないうちに名刺を抜き取られてたらしいんですよ。まったく！


酒：
適度に酔った振りが上手い！なかなかのお相手上手。こいつはギャバでやっていけると思います。堅い本造るより、そっちが天職だと思うけどなぁ・・


金銭感覚 ：
母親の新しい彼氏（Kは当時、父親をそのように呼んでいました）から、お金をもらい放題にもらい、母親の財布から抜き取り・・多分、どこかのエロ親爺からもせびり取り・・まぁ、おそらく、月100万以上も使っていたと思われる麻痺した金銭感覚は・・自分で稼ぐようになって、多少改善されたようですが・・いまだに、私に何か買ってもらおうとするのはどうなのK！



Kとの付き合いも、7年。高校生だった彼女がりっぱな？社会人に！現在、アシスタントのF君と付き合っています。Fは私の息子のようなもの・・Kは言わば娘・・息子と娘が付き合っていると云う状態に、お父さんは奇妙なくすぐったさと、ぶつけようの無い不安といら立ちを同時に感じています。