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「64-ロクヨン-前編」レビュー☆

2016年04月30日 00:07

「64-ロクヨン-前編」レビュー☆

佐藤浩市主演他。犯人はまだ昭和にいる。わずか7日間で幕を閉じた昭和64年。その7日間の間に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」。主人公・三上義信(佐藤浩市)は、警察という組織の中で生きる個人としての葛藤を背負い込みながら、広報官として常にマスコミからの外圧にも晒されている。さらには父親として、娘の家出失踪という家族の問題も抱えながら。そんな三上が、「ロクヨン」事件の真相に辿り着いた先に見たものとは―日本映画最高峰の超豪華オールスターキャストが集結!究極のミステリーが感動の人間ドラマとして、ついに映画化

9/10点!!原作は未読です。男の人がたくさん出てくる小説は読み辛いので、こういう作品は映像化待ちです(^_^;) ゴゥンゴゥンという不吉な機械音と共に映画が始まり、ロクヨン事件の被害者遺体発見と、主人公・三上夫婦が、家出中で行方不明の娘を探す為に行方不明少女遺体が見つかる度に、祈る思いで遺体と対面する姿が描かれます。その二つを冒頭に据えた事でこの映画の軸が「我が子を失うとはどういうことか。」だというのが、強烈に脳裏に残り、終始、物語全体に重くのし掛かる作りになっているのが、素晴らしかったです。表立ったストーリーは、ロクヨン事件やその他の事件、そして、ロクヨン模倣事件へと次々起こっていく問題たちに、三上が元刑事部の人間、現警務部長として、上と記者クラブの間に板挟みになりながらも、何の為に動くか、自分の道とは何かを明確にしていくお話です。ベテランオールスター俳優陣なので、誰が誰なのか分からなくなるという事がなく、皆さん熱のこもった演技をぶつけ合っているので、女性でも観易く、とても重厚なストーリーに仕上がっていると思います。個人的には、同じ横山さんの原作で映画「クライマーズ・ハイ」の時に、当時無名ながら、夢に出る程戦慄な演技をされていた滝藤さんが、今回、重要なポストで出演されていて、何だか感慨深いなぁと思いながら観てました(^_^)広報って警察以外ですと、明るくクリーンな窓口というイメージですが、警察広報は、こんなに出勤したくなくなる程ドロドロしてるのだぁと初めて知りました。テンポは、もう少しトントンいければなとは思いましたが、たくさんいる登場人物の思いをきちんと理解しながら観るには、この速さが妥当なのかな?ラストに、後編の見所があり、凄い盛り上がる感じに見せていましたが、期待して良いのかな?前編面白かったから期待しちゃいますよ。それにしても、俳優陣の演技が素晴らしかったです!特に、若手だと窪田くん、あんな少ない登場時間でベテラン勢に負けない印象を残していて凄いです。映画好きな方には是非観ていただきたい作品です。2016年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2016年05月02日 18:06

    とっても面白そう(^○^)
    だって、ユリさんの文筆も大作ですよね。
    しかも、9点という所がユリさんの期待の
    大きさを感じます(^-^)/
    メモ、メモ!!

  • ユリ 2016年05月03日 00:24

    > はらぺこさん
    何故かわからないのですが、ゴールデンウィーク終わった直後に公開なんですよね。大人が好きそうな映画ですが、前後編ですし、ヒットは難しいですよね。でも、面白いので是非です。

  • ユリ 2016年05月08日 10:04

    > julianさん
    本で読んだらもっと難しそうですがどうなんでしょう?後編も勢いを失速させずに熱いドラマを期待します。

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