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「プライズ~秘密と嘘がくれたもの~」レビュー☆

2016年04月07日 23:19

「プライズ~秘密と嘘がくれたもの~」レビュー☆

パウラ・ガリネッリ・エルツォク主演他。1970年代アルゼンチンで、世間から身を隠すようにして海辺のボロ屋でひっそりと生きる1組の母子。けれども7歳の少女セシリア(パウラ・ガリネッリ・エルツォク)には、なぜ自分たちがそうした生活を送らなければならないのか、その理由がよく分からない。ある日彼女は、軍人が教室に参列した学校の作文の授業で、軍に入隊した親戚が死んだことを素直に書き綴った文章を先生に提出する。その晩、それを知った母親は、思わず血相を変えて家を飛び出し・・・。社会に背を向け、母親と2人きりで孤独な生活を送る7歳の少女の姿を通して、軍事政権下のアルゼンチンの人々の不安と恐怖を浮き彫りにし、世界各地で数多くの映画賞に輝いた至極のドラマ! 第61回ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞作品。

2/10点!!アーティスティックだけど、なんて救いのない話。1970年代後半のアルゼンチンの汚い戦争の国家の軍事政権での統治下での話です。その出来事を知らないと、何の戦争?国家犯罪者?でこの親子が海辺のボロ家で生活しているのか、わからないです。この出来事を知っていたとしても、7歳のセシリア目線でラストまで描かれているので、「いとこが殺されてたみたい。お母さんしかいない。お父さんはいない。お家に帰りたい。」という事しかわからず、セシリアが、情緒不安定でビクビクしている母親に戸惑い、何かわからないものに脅え、その感情で画面がいっぱいになるだけの映画でした。自分のしたことが、母親にとって大変なことをしてしまったかも知れないけれど、立ち向かって何とか出来るほど大人じゃない、うまく慰めることも出来ない、謝って許してもらっても母親は泣いているという、少女の世界も戦争の絶望に包まれています。それでも、生きて親子でいられるってことだけでも救いなのかもしれないのですけど・・・。私は、情緒が安定しなくて、子供に怯えた顔をさせてしまうことがあるのですが、今のところ戦争のない日本にいるのだから笑って、抱きしめて、大丈夫だよってなるべく言ってあげられるようにしようと思える作品でした。でも、ゆったりした音楽とくるくる回るこどもの目線で超眠たくなります。2011年制作。日本未公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2016年04月11日 23:52

    超~眠たくなるのですね。。。メモメモ(^^;

  • ユリ 2016年04月12日 00:33

    > はらぺこさん
    銀熊賞のものは眠たくなるものがたまにあるので、思い込みかもしれません。でも、暗くてゆったりしてみたいな雰囲気がずっとで辛かったです。

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