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「iPSで脊髄治療 来年にも」

2017年05月08日 23:56

「iPSで脊髄治療 来年にも」


iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って脊髄損傷の患者を治療する臨床研究を、慶応大学のチームが2月10日学内倫理委員会に申請しました。早ければ来年前半にも開始します。
臨床研究は、同大岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科)らが実施します。対象は、交通事故などで脊髄を損傷して手足が動かせなくなった18歳以上の7人です。
京都大学で備蓄している他人のiPS細胞の提供を受け、神経のもとになる細胞を作製して患部に移植し、途切れた神経の回復を図ります。
学内の手続き後、安全性などを評価する国の専門家委員会の了承を得た上で、来年から2年かけて患者の登録と移植を行い、経過を1年間観察します。チームは、脊髄を損傷したサルマウスへの移植実験で治療効果を確認しています。
岡野教授によると、国内では毎年約5000人が交通事故などで脊髄を損傷していますが、これまで有効な治療法はなかったのです。今回の臨床研究の対象は、脊髄を損傷して2~4週間の効果が出やすい患者ですが、将来は損傷して長い時間が経過した慢性期の患者の治療にもつなげたい考えです。
NPO法人日本せきずい基金の大浜真理事長は「臨床研究で良い結果が出て、患者の大半を占める慢性期の治療へとつながることを願っている」と話しました。
( 読売新聞 2017年(平成29年) 2月11日付 朝刊 参照 )


今回は、交通事故などで脊髄損傷して2~4週間の効果が出やすい患者が対象で、京都大学で備蓄している、拒絶反応が出にくい他人のiPS細胞の提供を受け、神経のもとになる細胞を作製して患部に移植し、途切れた神経の回復を図るのですね。
京都大学に備蓄しているiPS細胞を使うと、個人からiPS細胞を作るのでは、金銭的にも安くできて、移植するまでの時間も短くなるというメリットがあります。ただ、拒絶反応が起こる可能性がゼロではないので、安全性に気を付けなければならないと思います。交通事故などで脊髄を損傷している人が国内で毎年約5000人いるわけですが、今現在治療法がない状態なので、臨床研究がうまくいくことを祈ります。

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