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成程話:日本人が代々教わってきたこと

2017年05月11日 00:01

日本人が代々教わってきたこと」の話。

日本の父母は、つい最近まで三つのことを教えた。

・お天道様が見ている。
・ご先祖様に恥ずかしいことをするな。
故郷に錦を飾りなさい。

天道様も、ご先祖様、故郷も、もちろん見ているはずもない。
難しい言葉で言えば、形而上的存在である。
誰が見ていなくとも、正しく行動する。
その大切さを父母は子供たちに伝えた。
そして正しく信頼を積む行動をしていれば、お天道様、先祖、そして故郷が応援してくれる、との意味もあったに違いない。
日本人は、日頃の振る舞いが天気すら左右すると考えた。
いや今でも、心の奥底にそんな思いを抱いているのではないだろうか?
「みなさんの日頃の行いが良いのでしょう。お天気になりましたね!」
小学校遠足の時、そんな言葉をバスガイドから言われた記憶がある。
「お前の日頃の行いが悪いから、せっかくのゴルフなのに雨だぜ」気象と日頃の行いの間には、何の因果関係科学的にはないことが分かっているにもかかわらず、そんな軽口を叩くこともあるだろう。
しかし、私たちは、日常の立居振る舞いが小さな幸運をもたらすと、どこかで確信めいた何かを持っているのではないだろうか。

なぜ世界は日本化するのか
佐藤 芳直 著
育鵬社


【「騙されるな」と教えた外国人、「騙すな」と教えた日本人】と同書にありました。
先祖代々続いてきた家名に傷をつけ、集落の人々の信用を失うことは、最も恐ろしい事と教えられてきたのです。
信用は、一刻の利よりも大切だと。
誰も見ていない時、独りでいるときの振る舞いこそ、そのひとの品性を表します。
監視されていないと出来ない?
褒めてくれる人がいないと出来ない?
独りだとサボる?
それでは幼児性からの脱却がなされていない子供と一緒です。
あるの社長の家に、乞食の方が「お金か食べるものをください」と来たそうです。
その社長は、「わかりました。では庭の草むしりをしてくれたら差し上げます」と言ったそうです。
しばらくして庭をのぞいてみると、その乞食の方は庭でボーっと座っていただけで、ほとんど草はとられていなかったのだとか。
飲み物だけ差し上げて帰ってもらったそうです。
仕事でも勉強でもスポーツの世界でも、楽をする多くの人が勘違いをしているのが、「ずる賢く立ち回ったとしても、最終的な結果はつじつまが合うようにできている」ということを知らないのです。
コツコツ頑張っている人を見て、誰が放っておけるでしょう。
泣きながらでも歯を食いしばって挑んでいる人を、見過ごすことができますでしょうか?
そう、みんな見ていないようで見ています。
神さまもお天道様もご先祖さまも見ています。
誰よりも何よりも、自分自身がそんな誇らしい自分を一番見ています。
だから、そういう人に、不思議な力が宿るのです。
天に愛される人になっていきたいですね(^^)

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