- 名前
- なな♪
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 下ネタは受け付けてないのでメール頂いてもそれに関してはお返事できないかも。 メールや...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
成程話:名乗るほどのもんじゃねぇ
2017年05月24日 00:01
ビートたけしさんの著書より紹介します。
昔から寄付だとかボランティアってのは、世間にバレないようにコッソリやるのが当たり前で、それが美徳だったと思うけどな。
寄付するのはかまわネェけど、「私は寄付しました」っておおっぴらに名乗るのは、何だか違う感じがするね。
ニッポン人の「粋」ってのは、昔からそういうもんだったはずだぜ。
時代劇なんか観てたってそうじゃない。
人助けをして「おじさん、お名前は?」って聞かれても、「名乗るほどのもんじゃねェよ」って去っていくのがいい話だったわけ。
誰かを助けるときには「オレからカネをもらったなんて絶対に言うなよ。みっともないから」っていうのが基本だったんだよな。
それが今じゃ、振込用紙をネットにアップして「寄付しました~」ってアピールしてるバカがいる。
せっかくいいことしてるのに、あんまり下品だから損しちゃうんだよね。
そもそもボランティアってのは「気持ち」が大事なはずだからさ。
「500万円」なら褒められて、「50円」だったらバカにされるってもんでもない。
テレビじゃ言えない
ビートたけし 著
小学館新書より
ビートたけしさんは、本当に粋で憧れの存在です。
「下世話の作法」ビートたけし著(祥伝社)という本に、ビートたけしさんの粋なお話がありました。
師匠と浅草の寿司屋へ行って、お勘定の段になったら師匠が俺に財布を渡す。
渡しながら小声で「チップ、一人一万ずつな」と言って、自分だけ先に店を出る。
俺が寿司屋の板さんとか若い衆に「これ師匠からです」ってチップを出した時には、もう師匠の姿が見えない。
だから、もらったほうは「ありがとうございます」ってお礼をしようにもできなくなっているわけ。
直接チップをあげたくない。
「まあいいから、とっといて」なんて絶対に言いたくない。
姿を消すから粋であり、気遣いの押し売りをしないから粋なんだ。
よく言われたもん。
「相手にお礼をさせるなよ、悪いだろう」って。
チップを払う持ち合わせがないから食いに行かない、なんてこともよくあった。
「寿司代はあるけどよ、あげる小遣いがないんだよ。だから今日はいかねえ」って、かっこいいんだ。
さらに、以前「読書のすすめ」清水店長の粋なお話を紹介します。
江戸時代のお話です。
↓
ある所に、お金に困っている男がいました。
どうしてもお金に困っていたので、親友の男に貸してもらおうと、意を決してその親友の家に行きました。
しかしいざ行ってみると、中々お金のことを言い出せずに時間だけが過ぎました。
帰り際、とうとう「お金を貸してくれ」と言えなかった男は、親友の家を出ます。
すると、家の中から男が出てきてこう言いました。
「夜もふけ、今日は寒いから、これを着ていきな」
「いやいや、これぐらいの寒さは大丈夫だよ」
「いいから着て帰れって」
そう言って上着を持たせてくれました。
帰り道、寒くて上着の袖に手を入れると、そこにはお金が入っていました。
上着の暖かさと、人の温かさに、ハラハラと涙が流れてきたそうです。
粋な大人になりたいですね♪
褒められたいからじゃない、お礼をしてもらいたいからじゃない、ただ、そうしたいからする。
カッコいいです♪
このウラログへのコメント
気付けるところが
凄い!!と思う。
コメントを書く