デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

『被災地タクシー・幽霊を乗せて』

2016年03月26日 22:54

今日は
震災による死」について書いた東北学院大のゼミ生の卒論の話。


工藤優花(ゆか)さんの選んだテーマ
宮城県石巻市タクシー運転手たちが体験した「●●現象」』

●に言葉を入れてみて下さい。…なんて。
…答えは、本文で



工藤優花ゆかさんは、タクシーの運転手たちが体験した
幽霊現象」を卒論テーマに選びました。
~~~
震災後の初夏。
季節外れのコート姿の女性が「南浜まで」と告げました。
あそこはほとんど更地ですが構いませんか」と尋ねると、「私は死んだのですか」と震える声で答えました。
驚いて後部座席に目を向けると、誰も座っていませんでした。
別の運転手。
8月なのに厚手のコートを着た、20代の男性客でした。
まっすぐ前を指しています。繰り返し行き先を聞くと「日和山」とひと言。
到着した時には、もう姿はありませんでした。
~~~
工藤さんは客待ちの運転手をつかまえては
震災後、気になる経験はないか」と尋ねました。
100人以上に質問しました。
7人が不思議な体験を語ってくれました。
誰かを乗せれば必ず「実車」にメーターを切り替え、記録に残ります。
幽霊は無賃乗車扱いになり、運転手が代金を弁償します。
乗せたのは比較的若い男女。
証言した運転手がみな恐怖心ではなく、幽霊に畏敬の念を持ち、大切な体験として心にしまっていることも、工藤さんには印象的でした。
論文をまとめた本が「呼び覚まされる霊性震災学」の題で出版されます。


朝日新聞 2016.1.21


「証言した運転手がみな恐怖心ではなく、幽霊に畏敬の念を持ち・・・」
幽霊も、人を選んで、話し掛けてくるのですね。

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する
<2016年03月>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31