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【魔法少女っ】28-4、花火と風と闇氷【暑いのは嫌い】

2011年08月30日 05:33

「どっかんどっかん~!」
「きゃあああ」
花火ネガイナーのロケット花火攻撃とねずみ花火攻撃を受けて、千歳の変身が解ける。
ばたり。
千歳は脚が弱いので、変身してないとまともに歩けない。その場に座りつくしてしまう。
だが、サダム千歳に止めを刺そうという様子がなかった。
ただ目を閉じて何かを考えこんでいる。

回想。

ひゅるりら~。
広大な砂漠に隠された、ネオバビルの塔。ネオバビロニアの地上侵略の前線基地だ。
その小会議室
4将軍が呼び出された。
「残念な報告がある。菅ダフィが死んだ」
軍司令官である、スターリンゲンスイがその事実を伝えた。
「なんですと!」
ダムとムッツリーニには悲報だった。サダムは現在の上司、ムッツリーニはかつての同僚だ。
「戦争だもの。死ぬなんてありえるわぁ」
意外とドライなトータク。
「くっくっく」
むしろ冷たく笑うチャウシェシュク。

「で、だ。我が配下の調査班が菅ダフィの死体を回収して見たところ、死因は冷気魔法によるダメージだと判明した」
スターリンは資料をサダムに手渡して告げた。
「なんですとっ」
冷気魔法魔法少女の青いやつ→小春
そんなばかな。
ダムの脳裏に疑念が浮かぶ。
あんな虫も殺せぬような優しい少女に殺しなんてできる筈がない。

回想終わり。
「お待たせ~。呼んだ?オッサン
目を開けると、自転車に乗って、小春と茜が来ていた。
小春はいつもの明るい様子だった。
「しかしオッサンも粋だよね~。もうひとつ花火大会しちゃうなんてさ。あたしゃ大賛成なんだけど、なんだか千歳が困るみたいだから、止めに来たよ」
屈託なく笑う小春
こんな娘に殺しなんかできる筈がない!
「追悼の花火なのだ……」
ボソッとサダムは告げる。
魔法騎士コバルトっ!貴様に話しがある!」
バルカン砲を構えるサダム
「うーん。とりあえず変身しとくね。茜、千歳、行くよっ」
なぜかリーダーぶる小春
三人同時変身する。
「まじかる・スターライト!」
きゅぴーん!

ずだだだだ……
執拗小春だけを狙うサダム
残り二人は花火ネガイナーが相手だ。
「う~。相手の属性が火です~。私達ではどうにも攻撃できないです~」
逃げ回るとか防戦一方だった。

「え?菅ダフィのオッサン、死んだの?」
拳で語り合い、事実を知る小春は驚いている。
「知らなかったのか?あんなにバラバラにしても」
やはり、犯人小春じゃないのか。しかし死因はどう説明する?
どかどかどか……
「でも、その日の昼、あたしがガチで菅ダフィのオッサンと闘ったしなぁ、やりすぎたのかなぁ」
昼?資料には夜とあった。機械化したからだの菅ダフィには記録時計があるので、致命的攻撃の時間は夜に間違いないのだ。
「それにあの日は蛙とも闘ったからヘトヘトで魔力なかったよ」
だが、死因が冷気魔法だというのも資料が示す客観的事実なのだ。
コバルトブリザード!」
冷気魔法で攻撃する小春
「うぐああ……やはり犯人はお前なのかっ」
「違うって」
半ば凍り付いて鈍ったサダムを残し、小春は他の二人に合流した。

続く!

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