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【魔法少女っ】24-6および25-1【好き】

2011年08月12日 03:31

なんとか平穏と活気を取り戻した市民プール
「さっきの妖艶な悪の女幹部も良いが、この美人さんも良いよな~」
松並先生はナンパ目的の男どもにちやほや囲まれていた。
「おーい、松見~。ジュース買ってきたぞ~」
「え?あ。はい。それでは失礼致します」
「なんだぁ~彼氏持ちかぁ~。チェッ」
「それよりあっちの方にめちゃくちゃ可愛い女子校生いたぞ、そっち行こうぜ」
……。
「助かりました久保田先生」
レモンスカッシュを飲みながら、松並はお辞儀した。
「困った時はお互い様クポー、じゃなくて、です」
アイスコーヒー飲みながら答える久保田
「あっ!」
手を繋いだままと知り、どちらからともなく慌て離す。
「それよりも、演劇部、良かったですね」
「え?はい。もうずいぶん経ったんですね」
廃部の危機は、部員集めにより既に回避された演劇部。はっきり言って松並は何もしてなかったようなもんだが、終わりかけたものが復活するような喜びを彼女は感じていた。
「本当に良かった。僕もいつかきっと……」
故郷である異世界ワッフルに想いを馳せる久保田
そのアンニュイな横顔を見てドキドキする松見だった。

あらあら、まぁまぁ」
男どもに取り囲まれて、嬉しがる17歳の少女。めりはりのついたスタイルシンプルな黒ビキニが強調しておるが、顔は対称的におっとり系の少女だ。
「いっぱい集まって、嬉しいわね。うふふ」
少女からスイーツのような甘い香りがほとばしり、集まった男どもを虜にする。
ん~。なんか脱力させたって言うべきか。
「本当に嬉しいわ。性欲、支配欲、恋愛願望、あらあら服従欲も?可愛い♪……願いのチカラ……うふふ」
少女は微笑みの奥にどす黒いオーラを讃えていた。

24話終わりっ。

引き続き、25話っ。

世間は夏休みである。
それ故に、演劇部は今日も学校に集まっている。
演劇稽古したり、お茶したり、他の部を覗いたり、とそれなりに楽しいのだ。
「たまには部長ぽぃ事をしますよ。秋の学園祭には「若草物語」をやりましょう!そこで高瀬さんには衣装イメージを固めて欲しいな」
はりきる麻衣子先輩に
小春はいませんよ」
みずをさす事態。
「え?高瀬さんいつもいるのに?今日はどうしたの」
「……法事です」
しんみりと茜は言った。
「法事かぁ……仕方ないよね。羽前さんは」
千歳がいないのにも気付く。
千歳はお家の用事とかなんとか。サラが言うには特殊な感じでしたが」
「今日はふたりきりね、清澄さん」
いわくありげに茜の手を握る麻衣子
続く!

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