- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】24-6および25-1【好き】
2011年08月12日 03:31
なんとか平穏と活気を取り戻した市民プール。
「さっきの妖艶な悪の女幹部も良いが、この美人さんも良いよな~」
松並先生はナンパ目的の男どもにちやほや囲まれていた。
「おーい、松見~。ジュース買ってきたぞ~」
「え?あ。はい。それでは失礼致します」
「なんだぁ~彼氏持ちかぁ~。チェッ」
「それよりあっちの方にめちゃくちゃ可愛い女子校生いたぞ、そっち行こうぜ」
……。
「助かりました久保田先生」
レモンスカッシュを飲みながら、松並はお辞儀した。
「困った時はお互い様クポー、じゃなくて、です」
アイスコーヒー飲みながら答える久保田。
「あっ!」
手を繋いだままと知り、どちらからともなく慌て離す。
「それよりも、演劇部、良かったですね」
「え?はい。もうずいぶん経ったんですね」
廃部の危機は、部員集めにより既に回避された演劇部。はっきり言って松並は何もしてなかったようなもんだが、終わりかけたものが復活するような喜びを彼女は感じていた。
「本当に良かった。僕もいつかきっと……」
故郷である異世界ワッフルに想いを馳せる久保田。
そのアンニュイな横顔を見てドキドキする松見だった。
「あらあら、まぁまぁ」
男どもに取り囲まれて、嬉しがる17歳の少女。めりはりのついたスタイルをシンプルな黒ビキニが強調しておるが、顔は対称的におっとり系の少女だ。
「いっぱい集まって、嬉しいわね。うふふ」
少女からスイーツのような甘い香りがほとばしり、集まった男どもを虜にする。
ん~。なんか脱力させたって言うべきか。
「本当に嬉しいわ。性欲、支配欲、恋愛願望、あらあら服従欲も?可愛い♪……願いのチカラ……うふふ」
少女は微笑みの奥にどす黒いオーラを讃えていた。
24話終わりっ。
引き続き、25話っ。
世間は夏休みである。
それ故に、演劇部は今日も学校に集まっている。
演劇の稽古したり、お茶したり、他の部を覗いたり、とそれなりに楽しいのだ。
「たまには部長ぽぃ事をしますよ。秋の学園祭には「若草物語」をやりましょう!そこで高瀬さんには衣装のイメージを固めて欲しいな」
はりきる麻衣子先輩に
「小春はいませんよ」
みずをさす事態。
「え?高瀬さんいつもいるのに?今日はどうしたの」
「……法事です」
しんみりと茜は言った。
「法事かぁ……仕方ないよね。羽前さんは」
千歳がいないのにも気付く。
「千歳はお家の用事とかなんとか。サラが言うには特殊な感じでしたが」
「今日はふたりきりね、清澄さん」
いわくありげに茜の手を握る麻衣子。
続く!
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