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【魔法少女っ】24-3、ぷるんぷるん【しらんがな】

2011年08月09日 20:19

お客様、屋外プールでの砂遊びはご遠慮ください」
プールのスタッフがクポー達に注意した。
「わかったクポー」
「すぐに片付けるサラ」
サラはカードを取り出して念ずると、砂一式がカードに吸い込まれた。
「わかればよろしいです。では」
スタスタと歩き去るスタッフ。数歩歩いてから
「え~!猫が喋った~!!」
と驚くのだった。
「猫が喋ったって、マジかよ。夏の暑さで逃げ水にでも追い付いたか?」
他のスタッフとの話題になる。
彼らがこちらを振り返る時にゃ、ふたりははけていた。
「あれ?久保田先生、いらしてたんですかっ」
保田先生を見つけて顔を赤らめる松並先生。
「う~。これなら、もっとおとなしめの着てくれば良かったよ~」
松並松見のナイスバディプールじゅうの男どもを虜にするのも可能かと思われるもので、セクシービキニがその体型を引き立てていた。
「良くお似合いですよ、松並先生」
中の人妖精なので、人間のセクシー思考に無頓着な久保田はにっこりと笑ってそう答えた。
「変じゃ……ありませんか」
「もちろん」
もちろん変なのは久保田の方である。まあ仕方ない事だ。
「おっぱぃぷるんぷるん」
アドルフは松並の体型を評して言った。
「お。人間の言葉話した。さすがアドルフさん。スケベ
小春がからかう。
「ぴよぴ~」
からかわれてしゅんとなるアドルフ。
「わたしだけしか見ないでくださ~い!」
怒った茜がむんずとアドルフをつかんで、波の方に投げつけた。
「ぴよぴよ~」
じゃぼーん
爬虫類なからだである彼はたちまち、暑さから解放された。
「ぴよっぴよっぴよっ」
ぱちゃばちゃ
「きゃっきゃっ。アドルフさんてばっ」
水を掛け合うバカップルなふたり。
「こっちも負けてらんな~い。おっぱぃども覚悟しろ~」
「きゃ~」
小春は他の面々の胸を揉まんと追いかける。応じるように逃げ回るみんな。

「良いなあ」
脚の弱い千歳には羨むべき光景だった。

続く!

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