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【魔法少女っ】24-1、水着回っ!

2011年08月04日 03:28

夏だ!
海だ!
山だ!
市民プールだっ!
……って、あれ?
「ごめんなさいね、わたくしが体質弱くて、海水が苦手で」
いつになく謙虚千歳
「いいのよ羽前さん。香住から海は遠いから、大人数で来るにはこちらが都合いいしね」
と微笑む松並。新米教師の懐具合ではやはり少しでも安上がりな方が助かる。もっとも、千歳財閥の力でなんとかすると言い出すだろうが、泳ぎにつれ出す程度の事にそれをされるのは、彼女プライド的にいただけないのだ。

そんなわけで、演劇部プラスアルファな面子が、香住町の市民プール「ジョボ」に集まった!
「昨日はわくわくして眠れなかったですよ」
そういうのは茜ではなく、部長麻衣子だった。眠れなかったのでそれを勉強等に充てたのはさすがである。
「あたしは爆睡してバッチリだよ!」
小春
スタイルに自信ないのに~?」
とからかう茜。
「最近自信出てきたよ~。こういう胸の需要が多いしね」
「誘ってくれてあんがとな~」
視聴者的に見慣れない少女……巫女さんの葉子も来ていた。演劇部だけでは人数に寂しいところもあるので、小春が誘ったのだ。
それにしても巫女さんが巫女装束つけないで私服だとうわなにをするやめふじこ

いきなりだが問題です。
「ぴよぴよ」
当たり前のようにアドルフを連れて来た茜。このバカップルが。
怪獣の連れこみは禁止も何もないが。女の子だらけのこの集団でプールに出るには更衣室を経由しなければならないわけで。
「ぴよぴ~よ」
「わたし以外、見ちゃだめぇ~」
「なんだ。裸見られてたのかい?」
からかう葉子。
「ええ……テレテレ」
テレテレって言葉で言う茜。
「ぴよっぴよっ」
解りやすい反応のアドルフ。
「とおっ!」
「はやっ」
予め着込んでいたのか、数秒ですくみず姿となった小春
「心配しなさんな。更衣室にゃちゃんと見えない工夫がしてあるから」
「いえ、あのぉ」
麻衣子が指摘する。どうやらアドルフは雰囲気に酔ったらしく、目を回していた。

続く!

お題について。
松並先生はカーラジオをつけてました。いつなんどきどうなるかわからないってのが理由だ。

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