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【日記】条件反射

2009年10月21日 23:05

先日、久しぶりにYouTube巡り。
お笑い見たり、好きなDJの音楽聞いたり、
それはもぅ、リンクしては飛んで、リンクしては飛んで、
ふと目に入った『ビョーク』の文字。

ビョークアイルランド生まれのシンガー
大学生くらいの時に聞いていた時は気付かなかったのだけれど、
あれはTechnoの音源を取り入れた楽曲だったんだと、今更ながらに思う。

と感心しながら見ていたのだが、ビョークで飛んでった先は、
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラストシーン
初めて映画館で涙(嗚咽つき)を流し、TV放送で流し、チュタヤレンタルでも。
もぅ、何度も何度も泣かされた映画。
もぅいいだろ、もぅお腹一杯だよ、いくらさすがの泣き虫おじさんでも…



ぃゃ、泣いたね~。。。

私はパブロフの犬かってくらい、あのシーンに涙してしまうのだった。



そんなおじさんでも、ばっぱやん(←お婆ちゃん)が逝った時は流さなかった。
いや、流せなかったという方が合っている。
何故なら、私のすぐ隣には、必死で涙を堪える親父がいたから。

親父は料理人だ。
スキンヘッドに髭、サングラスをかけようものならサンプラザ中野以外何者でもない容姿と、
O型気質といった人懐っこいその性格で、小学校の参観日子供達の人気者だった親父。
7歳くらいの私、あまりの恥ずかしさで殺意さえ覚えていたあの親父。

飯食った後、すぐに必ず屁をぶっこいていたあの親父が、
私が茶碗をカラにしてごちそうさまを言う直前にきゅうりのお新香を私の茶碗に入れ
「まだ茶碗がカラになってないっ!」などとほざいていたあの親父が、
T字で剃った、剃り負けたのかできものを切ったのか、ところどころ血が流れている後頭部を私に向け
「切れてない?」と小1の私に聞いていたあの親父が、
ばっぱを送るその瞬間、少しだけ空を見上げて、必死で涙を堪える姿がそこにあったのだ。
ふと私と目が合った瞬間、親父は笑った。
その笑顔は決して強がってのものなんかではなく、きっと感謝の笑顔だったに違いない。

その瞬間、私は親父に男を感じた。
私はまだ、親父に肩を並べてなどいないんだと痛感した。



親父はまだまだ健在だ。
だがその時は、必ず笑顔で送ろうと、そう心に決めている。
供えたご飯茶碗の上に、お新香を乗っけて、
「まだカラになってね~ぞ」そう言ってやるんだ。
そんな時、誰かの携帯からビョークが歌う「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の
「This Isnt thelast song」が流れ出す。

違うんだ、この涙は、パブロフなんだ…

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