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「有難う」の代わりに
2015年09月21日 14:13
~「有難う」の代わりに~
有難うのかわりにほほえむ
水野源三(詩人)
三浦綾子さんの『ちいろば先生物語』という本に、
「まばたきの詩人」と言われる水野源三さんのことが出てきました。
水野さんは9才の時に赤痢にかかり、脳膜炎を併発してその後遺症のために手足の自由を奪われ、ついには話すことができなくなった人です。
当初「死にたい、死にたい」と言っていた少年は、ついに言葉の自由さえもきかなくなったのです。
しかし、あるとき牧師さんが置いていった聖書を読むことで、次第に周りの人がびっくりするほどに明るくなったそうです。
やがて水野さんは多くの詩や短歌などを作り始めました。
お母さんが五十音表を示し、水野さんがまばたきで合図して音を一つ一つ拾い、書き表していくのです。
そのうちの1つをご紹介します。
[有難う
物が言えない私は
有難うのかわりにほほえむ
朝から何回もほほえむ
苦しいときも
悲しいときも
心からほほえむ]
当然ながら、水野さんは、できれば声に出して感謝を伝えたかったでしょう。
お母さんがご飯を作ってくれたときに・・・
ご飯を食べさせてくれたときに・・・
下着を替えてくれたときに・・・
心の中の言葉を文字にしてくれたときに・・・
朝から晩まで、
「有難う」と言いたいことはたくさんあったでしょう。
でも、声が出ないから、顔の筋肉を動かして感謝しました。
有難うの代わりに、一所懸命、ほほえみました。
多分、私たちの多くは、「有難う」と声に出すことができるでしょう。
ほほえむことも、さほど難しくないはずです。
それだけで恵まれていて、それだけで有り難いことだと思います。
★きっとよくなるヒント★
「有難う」を伝えられることに感謝する♪
このウラログへのコメント
ハンデを克服した人は強いですね
(  ̄▽ ̄)
自由な人よりも自由のありがたさを知ってるからですよね
克己さん:笑顔って大事ですよね(*^^*)
SYUZO-さん:そうですよね(^^)私も頑張らなきゃ
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