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印象的な話:泥かぶら
2014年02月10日 09:21
ノートルダム清心学園理事長、渡辺和子氏の心に響く言葉
お化粧に余念のない学生たちにいうことがあります。
「綺麗になるのも結構。綺麗になる為には、化粧品にしてもエステに通うにしてもお金が必要。皆さんは、綺麗さと共に、美しさを育ててゆく人であってほしい」
美しくなる為には、お金は不要。
それは、心の輝きであり、痛みを伴う自己管理、自己抑制が必要なのです。
かくて私は、学生達に「『面倒だからしよう』と呟いて、『しようか、どうしようか』と迷う時には、してご覧なさい。きっと、その積み重ねが、あたなたがたを美しくしてくれるから」と話しています。
『泥かぶら』という劇があります。
真山美保さんの作ですが、泥んこのかぶらのような醜い顔ゆえに、村の悪童達から、“泥かぶら”とはやされ、いじめられていた一人の少女が、「仏のように美しい子」へと変わっていったというお話です。
何が、この女の子を美しくしたかといえば、旅のおじいさんが教えた三つのことを、来る日も来る日も自分と闘って実行したからでした。
その三つとは、
いつも、にっこり笑うこと
人の身になって思うこと
自分の顔を恥じないこと
アンチエイジングに心を砕くより、私達一人一人も、この三つを、自分に課してはどうでしょう。
「私から歳を取り上げないで下さい。なぜなら、歳は私の財産なのですから」といった人がいます。
私も“財産”と呼べる歳を取りたいと願っています。
その達には、一人の泥かぶらとして、「笑顔、思いやり、そして自己受容」に日々努めなければと自分にいい聞かせている毎日です。
『面倒だから、しよう』幻冬舎
相田みつをさんの、「現代版禅問答」に「ほとけさまの教えとはなんですか?」
ゆうびん屋さんが困らないようにね
手紙のあて名を
わかりやすく
正確に書くことだよ
「なんだ、そんなあたりまえのことですか」
そうだよ
そのあたりまえのことを
こころをこめて
実行してゆくことだよ
(以上、同書より)
「面倒だから、しよう」とは、相手の立場に立って、面倒がらずに、些細な良きことを心をこめてやること。
当たり前のことを心を込めてするには、そこに感謝の気持ちが必要。
「笑顔、思いやり、そして自己受容」
一人の泥かぶらとして、来る日も来る日も、努力を重ねてみたいな
このウラログへのコメント
人の為に。
その時は面倒と思わないよね
うさぎ仮面紳士さん:自分の意志からくるものは面倒じゃありませんね
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