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少し成程話:不老学

2014年01月26日 21:34

医師の後藤眞氏の心に響く言葉

ロビンウィリアムズ主演の「アンドリューNDR114」というファンタジック近未来映画があります。
彼はロボットである「アンドリューNDR114」を演じていたのです。
示唆に富んでいた映画でした。
アンドリューは、現在注目されている「人工知能(AI)」を備えてはいますが、どこもかしこも容姿ロボットそのもの。
それでも、ヒトと接触しながら人間的教養のパターンを覚えたすえ、ある美しい女性に恋をしてしまうのです。
その恋を成就するため彼が選んだ方法は、肉体的にも精神的にもヒトに近づけようと、最先端の技術でもって自分自身を改造することでした。
つまり、なんとヒトになろうとしたロボットの話です。
相手の女性はアンドリューの献身的な、それでいて謙虚な接し方にやがて魅了され恋心を受け入れます。
ふたりは時の政府に向かい、人間どうしとして結婚を認めるよう訴えます。
長い裁判となります。
やがて女性のほうは年老いていく。
片や永遠変わらなぬ姿。
出てきた判決残酷でした。
「アンドリュー、あなたはどこから見ても、人間そのものです。しかし、それを認めるわけにはいきません。あなたはやはり人間ではない。なぜなら、年をとらないからです」
この映画にはヒトの条件がはっきりと意識されていました。
その条件とは「老化する」ことだということ。
つまり老化とはきわめて人間的な現象であるということなのです。

『痛快!不老学』集英社


人間には、誰しも受け入れなければならない真理が、たった一つだけある。
それが、「生まれたら、いつかは必ず死ぬ」ということ。
不老不死」の妙薬を求め、古来より多くの王侯貴族がそれを探した。
老いることが恐かったからだ。
しかし、周りの知り合いが次々と世を去っていく中、自分だけが何百年も生き残ったとしたら、それは逆の意味で悲惨だ。
「人生とは何ですか?」と聞かれた時、今東光和尚はこう言ったという。
「人生は冥土までの暇潰し」
ジタバタせずに、この世を生きられたら幸せかもしれない。

このウラログへのコメント

  • wwwうさぎjp 2014年01月26日 22:48

    死ぬのは誰にでも訪れますね。
    だから、それまでは手抜きの人生なんて送らない

  • SYUZO- 2014年01月26日 23:05

    鏡や写真をみなければ
    一番始めに浮かぶのは20代の自分やはり無意識に老いを恐れてますね(^_^ゞ

  • なな♪ 2014年01月26日 23:09

    うさぎ仮面紳士さん:毎日本気で生きてるんですねうさぎ仮面紳士さんからパワー貰ってる人多いんだろうな

  • なな♪ 2014年01月26日 23:10

    SYUZO-さん:老いは誰にでもくるけど段々実感するようになってきますよね

  • なな♪ 2014年01月27日 23:43

    隣のトトロさん:もしかしたらそうなのかな

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