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成程話:善いうわさ話作戦
2014年01月08日 22:04
立花大敬先生の心に響く言葉
ジャックはプロゴルファーで、あるカントリークラブで働いていました。
そのクラブは最近オーナーが亡くなって、ゴルフについては何も知らないオーナーの娘エヴァリンが跡を継いたのです。
ゴルフ場の経営のことでジャックとエヴァリンは事あるごとに衝突して、ついに大喧嘩をしてしまいました。
ジャックはクラブを辞めると息巻いてカウンセラーのスタウファー先生の所にやってきました。
「エヴァリンには何か上手にできることはないの?」
「ああ、ありますよ。トーナメントの時には素晴らしい宴会を用意してくれます。料理はグッドだし、もてなし方も最高ですよ。誰もが寛げて、とても居心地よくしてくれるのです。彼女はそういう点で最高なんだ」
「クラブの中で、どこか噂話を流すのにいい場所はある?」
「コーヒーショップがいいだろうね」
「そこをちょっと素敵な仕事場にする気持ちが、貴方にある?」
「勿論」
「ではこうしましょう。コーヒーショップにいって、トーナメントの時、エヴァリンがどんなに素晴らしい宴会を準備してくれるか、1人か2人ぐらいの人に話すのよ。正直でなければいけませんよ。本当でないことは絶対にいってはいけません。そして次の日は、また別の、エヴァリンについての善い噂話をするのよ。それを5日間続けてみて」
次の週になりました。
ジャックはワルツを踊りながら先生の所にやってきました。
「何があったと思いますか、先生」、喜びいっぱいの様子で尋ねました。
「僕はやめないことになったのです。エヴァリンが僕の所にやってきて、僕のことをとっても評価していると言って、これから彼女は宴会だけ担当して、ゴルフ関係の経営は皆僕に任せたいと言ったんですよ」
ジャックはそれからもクラブで働く他の人達の良い所を見つけ出しては、善い噂話作戦を続けました。
そして3ヵ月後、朝、職場につくと、クラブハウスの正面一杯の横断幕が掲げられていて、そこには、「私達はジャックが大好き、誕生日おめでとう」と書かれていました。
クラブハウスのレストランにはエヴァリンがセッティングした、素晴らしい誕生パーティが用意されていたというのは言うまでもないことですね。
『お日さまの教え 大敬先生《しあわせ通信》第四集』本心庵
「人間は賞賛を渇望する動物である」という言葉がある。
もっと誉めて欲しい、もっと認めて欲しいと熱望する。
直接誉められるのも嬉しいが、もっと嬉しいのが「○○さんが誉めてたよ」という間接的な誉め方、すなわち「陰ほめ」。
その反対は「○○さんが悪口言っていたよ」という「陰口」。
善い噂話は「陰ほめ」から広がる。
「○○さんが、貴方のこと、凄く認めてた」「○○さんが、貴方にとても感謝していた」「○○さんが、貴方のあの一言で救われたと言ってた」
人の心を温かくする「善い噂話」は素敵です
このウラログへのコメント
今日のいい話は、かなり、実用性が、高いのではないですか?
明日から使える話ですね
SYUZO-さん:有難うございます。これからも使えそう、できそうなことがあれば嬉しいな♪
PANDAさん:陰口は不快だけどこういうのは嬉しいですよね~
慣れて無いとほめる事、難しですよね~
これが自然に出来れば最高ですね!
陰口は叩かず
良い所を噂する
誰も損はしないしいいよね
ゆうき2さん:そうですね!いきなりやろうとすると難しい気がします
うさぎ仮面紳士さん:誰にとっても悪いことにならないしいいことだらけですねっ
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