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成程話:人生のサービス

2013年10月02日 13:48

萩本欽一氏の心に響く言葉

この前テレビを見ていたら、仕事が終わるシーンで「あ~、やっと終わった」っていう台詞が出てきました。
この言葉、けっこう日常で使うよね。
世の中の人はだいたいみんな、自分のやることを時間で区切って、一つずつ片づけていきますね。
でも、そこには運がない。
運っていうのはね、「終わった」と思った瞬間の、ちょっとうしろにあるんです。
野球の練習でいえば、6時になって「あ~、終わった」と言ってると、ごく普通の選手ができあがっちゃう。
6時になって「今日の練習は終了!」って言われたあと、「えっ、もうちょっと続けたいな」って思う気持ちが大事なの。
「あと10分、バット振ってから帰ろう」と思って一人で練習していると、それが運につながります。
あまり楽しめないことでも、もしそれが自分の仕事だったら、終わるのを少しだけ延ばしたほうがいいですよ。
決められた時間だけじゃなく、そのあとも働いていると、それを見ていた人が運をくれます。
僕が高校時代夏休み洋食屋さんでアルバイトをしていたときも、終わったあとに「厨房の中をもうちょっときれいにしてから帰ろうかな」「汚れているお鍋があったから、今日はあれを磨いていこうかな」と思ったことで運が向いてきた感じがします。
その後、洋食屋さんを経営していたご夫婦が、僕だけ夏休みが終わったあともアルバイトさせてくれました。
自分で目標を決めて、人よりほんの少しでも余計に仕事をやっているうち、どんどん仕事が楽しくなってきたのもうれしかったな。
浅草劇場で修行をしていた時代も、先輩たちのお茶を入れたり、化粧を落とすガーゼを自主的に洗っていました。
そのとき、ふと思ったの。
このガーゼを洗うんだったら、襦袢(じゅばん)も一緒に洗っておこうかなって。
与えられた仕事以外に「これもしておこうかな」「あれもできるかな」と思ってやってみることって大事だと思う。
言ってみれば、人生のサービスだよ。
会社から給料をもらうばかりじゃなく、感謝の気持をこめてちょっぴりサービスしちゃう。
周りの人だって、必ず見てますよ。
浅草時代も、「お、坊主、洗っといてくれたのか」って、日頃怖い先輩が優しい口調で言ってくれましたしね。
今の世の中、人間関係がどことなくギクシャクしがちでしょ。
これも僕は「サービスが足りなくなったから」だと思ってます。

『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』


いかにも、「自分は一生懸命やってますよ」、とこれみよがしにやるサービスはかえって逆効果
人の心をうつサービスは、利他の心でする無私のサービス。
損得にたけ、計算ずくで生きている人に、それはできない。
「其の知に及ぶべきも 其の愚に及ぶべからず」(論語
利口な人間になることはできるが、なかなか馬鹿にはなれないということ。
損得で動く小利口な人間には運はめぐってこない。
自分の利を後にし、人の喜びを先にする人は、現代社会ではまるで愚のように見られる。
それが、「人生のサービス」。
感謝の気持で人生のサービスをする人には、やがて運がやってくる

このウラログへのコメント

  • ゆうき2 2013年10月02日 16:39

    ごもっとも!

  • なな♪ 2013年10月02日 23:30

    ゆうき2さん:有難うございます成程~って思いますよね

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