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素敵な話:感動した先生の姿に…

2012年12月31日 17:12

素敵な話:感動した先生の姿に…

[感動した先生の姿に…]

先週末、息子中学授業参観で、担任教師による道徳の授業がありました。
授業が始まると、先生がまず一言。
[本当は親孝行についての授業をする予定だっんですが、実は…昨夜、僕の息子が生まれたんです!それで、今日はその事について話そうと思って…]
ところが、中々言葉が出て来ない…
少しでも話そうとすると途中で言葉が途切れて、一生懸命、涙をこらえているようです。
昨年結婚したばかりのとても優しい若い先生で、どうやら、初めての子供の誕生に、まだ胸がいっぱいのようでした。
赤ちゃんは元気な男の子で、安産だったようです。
やっと少しずつ誕生の様子を話してくれましたが、途中で何度も、[すいません。本当に、すいません。もう何と言っていいのか…もう頭の中が真っ白なんです。あー、どうしよう…。すみません。でも、本当に凄かったんです]
生徒達も途切れ途切れに話し続ける先生の様子をじっと見つめています。
その後ろには生徒の親がずらっと並んで…
先生にとってはどれ程大きなプレッシャーだったことでしょう。
とうとう一人の親がこう言いました。
[先生、泣いてもいいんですよ]
それに合わせて、生徒の一人がティッシュボックスを教壇に持っていきました。
先生は静かすぎた教室に動きが出たことで気を取り直して、再び話し始めました。
生れ出てきた息子の頭が、とんがっていて吃驚した事や、女性にとって出産がこんなにも痛みを伴うものであることを知らなかったこと。
そして、助産婦さんが教えてくれた[お母さんも大変だけれど、狭い産道を少しずつ移動して出る赤ちゃんも、とても大変な経験をしているわけで、母と子の共同作業で無事生まれて来るんですよ]という言葉にとても感動したことを話してくれました。
そして、最後に[今日の授業は皆に話して貰う時間なかったし、先生もあまりちゃんと話せなかったけれど、1番言いたかったことはね、あんな風に、お母さんも君達も、とても頑張って生まれて来たんだから、折角の命を大切にしてほしいということなんだ。そしてね、先生も、自分の子供を持ってよく分かったんだけれど、親にとっては、子供が元気で生きていてくれることだけで、本当に嬉しいんだよ。中には生まれて来る前に死んでしまう赤ちゃんもいるし、元気に生れて来れなかった赤ちゃんたちもいるんだ。だから、健康に生れてこれたことは、感謝だよね。今日、家に帰ったら、今まで一生懸命育ててくれたお母さんやお父さんに、何か有難うの気持ちを伝えたらいいね]
そう言い終わると、とうとう先生は感極まって、泣き出してしまいました。
[絶対に泣かないと思っていたんだけれど…]と言いながら。
それを見た親の一人は[もらい泣き、しちゃったわ]と言いながら廊下に出て行き、それを見て、私にもハンカチが必要になりました。
そうなんです。
普段はもう少しあれを頑張ってほしい、これもできるようになってほしいなんて、色々息子に望みをかけてしまうものの、やっぱり1番心の奥底で望んでいることは、息子が元気で幸せでいてくれること。
生徒達は、その日の授業をどう思ったのでしょうか?
もしかしたら、授業の内容以上に、感動し続けている先生の姿に、何か思うことがあったかもしれません。
普段は元気で明るい体育の先生です。
それも男の先生が、感動して皆の前で涙を流すなんて、中々見られる姿ではありません。
きっと、それ自体が、どんな言葉で表すよりも命の大切さや親の気持ちを語ってくれたかもしれないと思いました。
私達がいつまでも命の感動を忘れずに、感謝と喜びを持って生きていくことができますように!

…あるメルマガ内の話だけど、じぃんときちゃいました

このウラログへのコメント

  • 松山市の河内人 2012年12月31日 17:35

    私だったら私事を

    生徒の前に出さない!

    よい お年を!

  • なな♪ 2012年12月31日 22:00

    松山市の河内人さん:よいお年を

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