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いい話:自転車
2012年12月20日 14:32
危険な自転車運転をしていた少年達がいました。
ふと見ると、なんと1人の少年が自転車に乗ったまま、片手で私の車のドアの取っ手につかまり、スピードをあわせようとして猛烈にペダルをこいでいるのです。
私はすかさずクラクションを鳴らして路肩に入り、その少年に「こっちにきなさい」と合図しました。
少年はぱっと逃げ出しましたが、結局Uターンして引き返してきました。
「あーあ」という顔をした彼は、きっと大人に説教されるんだと思っていたのでしょう。
私はゆっくりと車から降りました。
頭にあったのは「こんな危険な遊びをするなんて、この子は普段どんな生活を送っているんだろうか」
「この子になんと言ったら、もっと気をつけてもらえるだろうか」
という二つでした。
「君と私はあかの他人だけどね」
気がつくと、言葉が口からこぼれていました。
「それでも君には、五体満足のまんま、よぼよぼのおじいさんになるまで、長生きしてほしいんだよ」
少年は私を見てニッコリと笑い、「サンキュ!」と言って自転車で去って行きました。
出典
[小さな親切の花束]
ウィル・グレノン著
高橋愛訳
サンマーク出版より
素敵なお話です♪相手を想って言う言葉は相手に伝わります
このウラログへのコメント
案外、素直な子だったんですね。
その子の成長を、願います。
ハートフルけんじさん:ですね。考えさせられる話でした
管理貞操帯さん:そうみたいですね。後は頭ごなしに叱らなかったことも大きいかも
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