- 名前
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ネットの素敵な話…最高のママ
2012年04月17日 02:15
もう10年も前の話。
妻が他界して1年がたった頃、当時8歳の娘と3歳の息子がいた。
妻がいなくなったことをまだ理解できないでいる息子に対して、私はどう接してやればいいのか、父親としての不甲斐なさに悩まされていた。
実際私も妻の面影を追う毎日であった。
寂しさが家中を包み込んでいるようだった。
そんな時、私は仕事の都合で家を空けることになり、実家の母に暫くきて貰うことになった。
出張中、何度も自宅へ電話をかけ、子供たちの声を聞いた。
2人を安心させるつもりだったが、心安らぐのは私の方だった気がする。
そんな矢先息子の通っている幼稚園の運動会があった。
“ママとおどろう”だったか、そんなタイトルのプログラムがあり、園児と母親が手をつなぎ、輪になってお遊戯をするような内容だった。
こんな時にそんなプログラムを組むなんて・・・
「まぁ、行くよ♪」娘だった。
息子も笑顔で娘の手をとり、2人は楽しそうに走っていった。
一瞬、私は訳が分からずに呆然としていた。
隣に座っていた母がこう言った。
貴方がこの間、九州へ行っていた時に、正樹はいつものように泣いて、お姉ちゃんを困らせていたのね。
そうしたら、お姉ちゃんは正樹に「ママはもういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ?本当はパパだってとってもさみしいの、だけどパパは泣いたりしないでしょ?それはね、パパが男の子だからなんだよ。まぁも男の子だよね。だから、大丈夫だよね?お姉ちゃんがパパとまぁのママになるから」そう言っていたのよ。
何ということだ。
娘が私の変わりにこの家を守ろうとしている。
場所もわきまえず、流れてくる涙を止めることが出来なかった。
10年たった今、無性にあの頃のことを思い出し、また涙が出てくる。
来年から上京する娘、お父さんは君に何かしてあげられたかい?
君に今、どうしても伝えたいことがある。
支えてくれて有難う。君は最高のママだったよ。
私にとっても正樹にとっても。
有難う。
こんな話を読むと家族の大切さ、仲間の大切さを想う。感謝です♪
このウラログへのコメント
おお・・・
いい話ですね、涙でそうです。
おじーさん:有難うございますいざという時意外に女の方が強いのかな?
子供って大人が思う以上に色々なことを理解し考えてるんだよね。
家族そろっているがいがみ合っている家族、片親でも支え合っている家族
幸せを考えさせられます。
責任も強くなった男性が家族を養うことは大変なことでしょう。どんだけこのママが力をくれたことか。
しゅうくりいむさん:そうですね。かなり助かったんだろうな
ゆうき2さん:そうですね。揃ってるから幸せ、揃ってないから不幸せという訳ではないよね
hiro69さん:ですね。大人や周りのこともよくみてますし
catdogさん:そうですねやはり自分次第かな?
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