ケーキの日

黒いクリスマス


ザクリ！グサリ！ドチャリ…町は一瞬にして血に染まり…














のの：こんばんは。ネタが分かった方は豚足パーティーしましょう。


天使：こんばんは♪豚足は各自で買ってきてね☆


悪魔：この瞬間に中止になりました。こんばんは。


のの：さて、今日はクリスマスらしいね。世間が浮かれてるよ。


天使：性なる日ね。男が女を物で釣る日だってアンサイクロペディアが言ってた。


悪魔：家族で過ごす日です。または教会に集まる日。


のの：ケーキを楽しむ日だよ？


天使：家族で過ごす風習なんて日本には存在しないよー。残念でした。今日はカップルのイチャイチャデイ。１０月生まれの貴方はクリスマスの子供かもしれないよ？


悪魔：それが大多数なのは否定しませんが、教会で過ごしている人も居ると思いますよ？少しぐらい。


のの：というわけで予約していたケーキを貰ってきた。携帯だけどパシャリとね。真ん中のクリームの中にシフォンが入ってるよ。


天使：そんな希少種の話されてもね。この国では多い方が正義なんだよ。


悪魔：ではサンタはいないと知っていても、願い事をする大人はなんなのでしょう？


のの：そして全部食べちゃった。１ホール。夕飯に。さすがに１/３ぐらいで同じ味だと飽きちゃうね。後、お腹も膨れる。


天使：お約束でしょ？クリスマスの。


悪魔：そんな幻想種にお願いする大多数がいるんですから、希少種の教会に行っている方々を信じてもいいじゃないですか。


のの：しばらく甘いのはいいやって思うよ。ちなみに昨日は４号のショートを半分食べたよ。明日も食べるかもしれないよ。ホールはないけど、小さいのを買ってね。


天使：あれはお約束であって、本当に願って叶うと思ってる人なんかいないよ。いや、極少数いるかもしれないけど。大半はあくまで、お約束。


悪魔：でしたら、そういう希少種を信じるのもお約束、ですよ。聖夜なんですから夢見たって許されます。


のの：あ、いちごのパウンドも今日買って半分残ってるからそれも食べなきゃ。クリームとはまた違った味がいいね。


天使：ま、こんな話もお約束なんだろうけどね。


悪魔：そういうことです。


のの：ケーキもお約束だしね。


天使：いや、ののちゃんの１ホールはないよ。分けてあげようよ。


悪魔：飽きるの分かってたのになぜホールで買ったのかと。


のの：クリスマスケーキは特別なんよ？職人さんの愛がこもってるんよ？この日のために考えてデザインしたんよ？それを食べずに何を食うのかと。


天使：いや、それ皆で楽しんで食べるものだから。


悪魔：一人用じゃありません。


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オーナー：パウンドケーキ贈答用に包装しましょうか？


のの：あ、大丈夫ですー。


オーナー：あはは、愚問でしたか。


のの：はははー、職場で皆で頂きますよ。


オーナー：わ、ありがとうございます。

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のの：なんてやり取りがあったし、自分で食べるんだなーと思われてるから大丈夫。


天使：パウンドは思ってもクリスマスケーキ一人で食べてるとは思わないでしょ。


悪魔：普通は思いません。誰かと食べるんだなーと。


のの：ちなみにパウンドも分けないで食べてる。まだ半分あるけどね。


天使：分けなさい。いい子だから。


悪魔：分けるべきです。人として言った事は実行しましょう。


のの：わかってるよぅ。ちゃんとわけるよ。明日もケーキ買いに行こうかなー。


天使：間違ってもクリスマスケーキ買うなよ。


悪魔：自重してください。