●女の子たち（3）

K・Kは一風変った風俗嬢でした。ごくごく、一般的な可愛い風貌に、良さそうな性格。・・なにが変っていたのか・・まず、棚の・・多分、私物だと思われる本・・『アウシュヴィツ収容所』『幸せな子』（これもアウシュヴィツ関係）『アウシュヴィツの争点』『アウシュヴィツの嘘』・・・なんだこれは・・・



『あの・・アウシュヴィツ・・興味あるんだ。』
『はい・・ちょっと気になって、今、調べてるところなんです。』



でも、これは随分、念の入った調べ方ではないですか！　そして、その横に・・大英和辞典（百科事典サイズの英和辞書）と原書のレイ=ブラットベイリー（何かが道をやって来る！）・・こいつ、誰？・・おおよそ、風俗店には不似合いなものばかり・・。



『大概のお客さんは、気がつかないですよ。・・zzさん・・よく知ってますね。』
『いやいや・・君の方でしょう！』




その後、映画の話（シンドラーのリスト、大いなる幻影、戦場のピアニスト) SFから幻想小説の話（ノヴァ－リスの『青い花』・アラン=フルニエの『モ－ヌの大将』）ドキュメントのドラマ性とドラマのリアライズについてなどなど・・・まぁ、とても、風俗店でお話する内容とは思えない・・濃い・・コアな話になってしまいました。・・この時点で2H経過・・即延長・・と云うか・・その後のK・Kの時間を全部、買うことにしました。変な泡嬢とおかしなお客です・・まったく！




結局、お店で出前を取って、二人で食事をしながら話を続行。そのうち、たまにkissなども挟みつつ、話に没頭。なぜか、流れで・・一度sex。今度は、イチャイチャしながら、コアな男女の生態学の話。・・そのあたりで、私、本日の宿がないことを思い出します。




この後、笑えるくらいスム－スな、しかも、思わぬ展開になります・・続きは明日！