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- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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「老いの実感」と「女性に恥じぬよう」後編
2014年06月01日 21:12
今から３年ほど前でしたかね。
ある日、突然。ほんとに突然、何の前触れもなく、また襲われたんですよ。
忘れようにも忘れられない感覚、あの「強烈な体力消滅」に。
そうはならない、大丈夫なはず、ずっと何事もなくやり続けてきた、４０回で。
（前編の続きとなります。初見の方は何卒、前回分から読んで頂きたく）
まさか、と思いましたよ。「目を疑う」ならぬ、「感覚を疑う」気持ちでした。
しかし、覚えのあることなのでトレーニングをしばらく休みました。
で、３５回。同じ症状。しばらく休む。
で、３０回。……治まりました。
つまり、これは。
鍛え上げることで到達するゴールが、天井が、縮んだのです。
若い頃は、鍛えることによって、５５回は無理でも４０回は毎日できた。でも今はできない。
かつての５５回と同じ「どんなに努力して鍛えても、この回数を毎日は無理ですよ」
という通告が、今度は４０回に突きつけられてしまったわけです。
落ち込みましたね～。
鍛えて鍛えて、限界まで持ち上げていった肉体が、強化の天井が、
問答無用で上から、神様から無理矢理に、叩き落とされたみたいで。
しかし。
これは仕方の無いこと。老いは生物の必然。受け入れるしかありません。
で。我が国では、古来より。
男性の理想像として「文武両道」、女性の理想像として「才色兼備」があります。
女性の皆様は、いつまでも綺麗でありたいと思い、実際そのように
努力しておられます。どうせ老いには勝てない、無駄だ、なんて思ったりせず、
日々努力研鑽しておられることでしょう。
しかし、だからといって。
３０代４０代になって、１０代と同じファッションをしてる人はいません。
それは、１０代と競い合っても肌や体型の問題で敵わないから、ではなくて。
「今の自分」の美しさに合わないから。
３０代には３０代の、４０代には４０代の、美しさに映える服や化粧や
仕草（これ重要）が……って、こんなことは私が言わずとも、釈迦に説法ですよね。
ですから、私も。
歳を取って筋肉が衰えても、今の、４０歳間近の私に「似合うもの」がある。
それは、１０代２０代の頃には知らなかった武術の知識や、積んだ修練で身についた技。
（過去ログ「美容と健康と武士道と」参照）
実際、今の私がもし、タイムマシンに乗って２０代の私と殴り合っても、負ける気しません。
指立て伏せの回数では、筋肉では負けていても、です。
とはいっても、もちろん。
「今の自分」の限界まで体を鍛えることは手抜きしませんよ？ その上での話です。皆様が、
「今の自分」の限界まで、肌や体型を美しくしようと努力され、その上で１０代とは違う
服や化粧や仕草、をしておられるように。
私は老いました。
筋肉はレベルダウンしてます。「老いの実感」ありありです。
４０から３０にダウンした指立て伏せは、
いずれは３０から２０に、そして１０にとなっていくのでしょう。
それでも。それなら、それで。
２０の時は２０を、１０の時は１０を、頑張るだけです。
私なりに文武両道の武を追い続け、鍛えることはやめません。
才色兼備の色を追い続けておられる皆様、「女性に恥じぬよう」に。
このデジログへのコメント
色だけ追い続けても…ね。
他の部分も、磨いていきたいものです。
年代に見合った綺麗な年齢の重ね方をしたいとは思いつつも、ついついまだ年じゃないとあがいてしまいます
そうですね、才も美もできるだけレベルアップしていきたいです
何事も努力は大事ですよねw(*^^*)
> eriさん
それはもちろん。
私とて人生の究極目標は、私という生物がこの地球上で酸素を消費している理由は、
「武」よりも「文」ですし。モロに文字通りの、「文」です。
> なおさん
それはそれで、「向上心」に繋がりますよ。
本文中にもある通り、年齢を理由に諦める、努力を放棄してしまう女性も
おられますから。「まだまだ若いもんに負けない！」は、活力です。私もそう。
> はぎんちょさん
ヒロインに無様な姿を見せられないから、自分を鍛えるヒーロー。
ヒーローに最高の自分を見てほしいから、自分を磨くヒロイン。
互いがいるから、互いに高めあえる関係。理想的ですね。
> まゆみ74さん
男は皆、ドスケベ女好き。
「いい女」でさえあれば、女性が思っている程、若い娘限定ではないです。
もちろん、男性の視線は別として、女性として、自己を磨こうというのも良いことです。
> ソフェリアさん
これもまた勿体なき御言葉、光栄のいったりきたり。
私も貴女のログを読んで、勉強になること・考えさせられること、
たくさんありますよ。
きっと無意識下で、創作の糧になっております。
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