デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

ネットの印象的な話 2つ、素敵話

2013年11月22日 21:58

[震災と向き合う12歳の日記]
◇3月11日
卒業式の歌の練習をしていました。
とてもゆれの大きい地震が来ました。
最初は単なる地震だと思っていました。
大津波警報が出ても、どうせこないと思っていました。
来たとしても10センチメートル程度の津波だと思っていました。
全然違いました。
ぼくが見たのは、国道45号線を水とがれきが流れているところです。
お母さんとお父さんが津波が来る前に大沢小に来ているところは見ました。
だけどその後、お父さんが軽トラでもどっていった姿を見ました。
お父さんのことが不安でした。
車を運転しながら津波にのみ込まれませんように。
そう祈っていました。
◇3月18日
津波から1週間。お母さんは、もうこんなに日がたっているのに、まだお父さんが見えないと諦めていました。じいやんは泣いて「家も頑張って建てるし、お前たちだってしっかり学校にいかせられるように頑張るから、お父さんがもしだめだとしても頑張るからな」と言っていました。
◇3月23日
卒業式でした。「ありがとう」の歌を歌っている時、お父さんに「お父さん、お父さんのおかげで卒業できたよ。ありがとう」と頭の中で言いました。
そしたらなぜか、声がふるえて涙が少し出てきました。その夜、こんな夢を見ました。
お母さんとお父さんが宮古スーパーマーケットから帰ってきた夢でした。
◇3月25日
親せきの人の携帯に電話がかかってきました。
内容は、お父さんらしき人が消防署の方で見つかったということでした。
急いで行ってみると、口を開けて横たわっていたお父さんの姿でした。
姉ちゃんは泣き叫び、お母さんは声も出ず、弟は親せきの人にくっついていました。
顔をさわってみると、水より冷たくなっていました。
ぼくは「何でもどったんだよ」と何度も何度も頭の中で言いました。
「おれがくよくよしてどうすんだ」と自分に言いました。
でも、言えば言うほど目がうるんでくるばかりです。
お父さんの身に付けていたチタン東京で買った足のお守りや結婚指輪、携帯。そして驚いたのが時計が動いていたことです。
お父さんの息が絶えた時も、津波に飲み込まれている時も、ずっと。
お父さんの時計は今はぼくのものになっている。
ぼくがその時計をなくしたりすることは一生ないだろう。
◇3月26~27日
見つかった時のお父さんの顔。まだ頭のどこかで見なきゃよかったと。
でも見つかったおかげで火葬もできるし、お父さんをさわることができた。
お父さんの体は水を飲んだのか胸がふくらんでいるだけだ。
やっぱり見つかってよかった。
◇3月28日
きょうは火葬の日。ぼくとねえちゃんとお母さんとけいじろうは、手紙を書いて、お父さんと一緒に入れてやりました。拝んでいる時ぼくは「箱石家は頑張って継ぐからまかせて」と言いました。
お墓に骨を埋めるまで、ぼくに骨を持たせてくれました。
骨をうめてホッとしました。
◇4月7日
きょうは、ありがたいと心から言える日でした。
お父さんとぼくたちの記事を見て、お父さんが東京マラソンを走った時の写真とお手紙を新聞の人が持ってきてくれました。
ぼくたち家族に贈る言葉や、さらにはぼくに贈る言葉の手紙もありました。
やっぱりお父さんはすごい。今日は本当にありがたい日だ。


[東日本大震災 夫の最後の贈り物指輪に誓う]
夫の荷物の中に指輪があった。ホワイトデープレゼントに、こっそり買ってくれていたらしい。
その夫は今、遺体安置所で眠っている。
東日本大地震で壊滅的被害を受けた宮城県気仙沼市。同市本吉町寺谷、主婦大原里子さん(33)は、夫の顔についた泥をぬぐい、優しくキスをした。
11日午後。
自宅で揺れに襲われ、津波から逃れるため、避難所を目指して車を出そうとした。その直前、運送会社で運転手をしている夫、良成(よしなり)さん(33)から携帯に電話が入った。
大丈夫か」「もう繋がらないかもしれない」。
泣き叫ぶ子供2人を両腕に抱え、思うように話せない。
間もなく通話が切れた。これが最後の会話になった。
海に向かう形になるが、頑丈な小学校の校舎を目指した。
20分もたったろうか。逃げる車で渋滞し、少しも進まない。
「もうぶつかっても仕方ない」。
意を決して対向車線にバックで車を出し、アクセルを思い切り踏んだ。
眼前に津波が迫り、2台前の車が濁流にのまれた。
助手席と後部座席には長女、里桜(りお)ちゃん(2)と次女、里愛(りあ)ちゃん(5か月)。
2人を守ろうと必死で約50メートル後進し、何とか助かった。
海から離れた避難所に行くことにし、その日は車中でガソリン節約のため暖房なしで夜を明かした。
翌日から避難所で苦しい生活が待っていた。子供の服におしっこやよだれが付いても乾くのを待つしかない。
地震で哺乳瓶は全て割れ、避難所にあった哺乳瓶を他の家庭と共有した。
ストレス母乳が出ない。スポーツ飲料をお湯で薄めて与えても、里愛ちゃんはなかなか受け付けず、脱水症状になりかけた。
お尻ふきがなくなり、里愛ちゃんお尻はかぶれて血が出始めた。
夫の悲報を受けたのは17日。
気仙沼周辺で配送作業中に津波にのまれたらしいと、夫の上司から知らされた。
18日、子供が眠ったのを見計らい、遺体安置所に向かった。
目の前の棺の中で眠っているのは、間違いなく良成さんだった。
涙が溢れ出た。キスをしながら、「愛してるよ」と呟いた。
遺体に何か着せてやろうと、倒壊を免れた自宅に戻り、会社から引き取った夫の荷物にふと目がいった。
指輪が入っていた。以前、「たまには指輪とか欲しいけど、パパプレゼントくれる人じゃないもんね」と意地悪を言ったのを思い出した。
避難生活が長期化し、子育ては益々大変になっている。
この状態がいつまで続くか分からない。
でも、指輪を残してくれた夫に約束した。「この子達は私が責任を持って育てるから」


[不思議な縁]
独身の頃、スーパーで財布を落としてしまい会計の時に気付きました。
5万円入ってました。(カード、免許証も)
すぐサービスカウンターに行ったら、中学生くらいの男の子が 届け出ていたところでした
「あ~~私のです!」って言って手元に戻りました
その子が神様に見えました。
お礼を」と申し出たのですが、「僕これから塾なので・・」と風のように去って行きました。
カウンターの人が 住所、氏名を控えておいてくれたので後日、図書券(3000円)とお菓子を持ってお礼に伺いました。
出ていらしたお母様に お礼を言いましたら「あら~、そんな事があったんですか?息子は何も言いませんでしたので・・お気遣いない様に」
とのことでしたが、気持ちよく受け取ってくださいました
それから3年ほどして、公衆電話でセカンドバッグの忘れ物を発見中身を見てみると、封筒に入ったお札がぎっしり!
一瞬・・「自分の物にしちゃおうかな」って悪魔のささやきが・・
でも
前に親切な人に私は助けられたことを思い出しそのまま交番へ持っていきました。
おまわりさんが中を調べると 現金450万円、カード、小切手カギ、通帳などがいっぱい。
交番に届けた時って 全部書類に書かされるんですね。
すごく時間がかかりました。
おまわりさんが勤務先や、自宅の住所に電話をかけ私が書類を書いてる時に落とし主が現れました
今にも泣き出さんばかりの顔で「本当にありがとう」と何度もお礼を言われました。
その人は温泉ホテルの2代目で取引先の支払いに行く途中だったそうです
それがなければとても大変な事になりそうだったそうで、とても感謝されました。
特別宿泊券(無料)を10枚くらい頂いたんです。
家族や友達と利用させていただいたんですが、こちらが恐縮するくらい丁寧なおもてなし・・
10年以上たった今も暮れになるとお歳暮と宿泊券(家族4人分)送られてきます。
もう充分して頂いたのでと辞退を申し出ても現在、社長になられた当時の落とし主は「僕がこの旅館に携わるうちは続けさせてもらいます」と断固受け入れてくれません
今では家族ぐるみお付き合いまでさせてもらってます。
人間同志のめぐりあいって不思議です
あの中学生に拾ってもらわなければ、450万円を自分の物にして一生うしろめたい気持ちをかかえたまま生きてたのかな?って時々思う事がありますから・・。

このウラログへのコメント

  • wwwうさぎjp 2013年11月22日 23:08

    印象的ではあるけどね。
    悲しいのは苦手だな。。。

  • なな♪ 2013年11月22日 23:38

    PANDAさん:日記の子のは前にもログに書いたかも。一時話題になっていました

  • なな♪ 2013年11月22日 23:39

    仮面紳士さん:確かに明るい話じゃないもんね

  • 管理貞操帯 2013年11月23日 08:56

    あの津波が3/17だと、石巻~気仙沼で、津波に飲まれていました。その日は気仙沼大島に泊まる予定でした

  • なな♪ 2013年11月24日 00:03

    管理貞操帯さん:危なかったですね

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のウラログ

<2013年11月>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30