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ネットのちょっと印象的な話、4つ

2013年11月14日 22:36

ネットのちょっと印象的な話、4つ

[逆に力を貰った]
俺の会社の友人。
4年ほど前に交通事故奥さんと当時4歳の長男を亡くした。
飲酒運転の車が歩行中の二人をひき殺すというショッキングな内容で、ワイドショーとかでも取り上げられたほど凄惨事故だった。
後日談を聞くと加害者の家族もかなりつらい日々を送ったようで、今となっては同情はするが、当時は友人の悲しみよりも加害者への怒りが大半だったのを憶えてる。
まだ娘(当時1歳)がいたことがせめてもの救いだったけど、葬儀に出席した会社の女の子なんか、その娘の顔を見るなり泣き崩れてたよ。
その後仕事も辞めようと思ったらしいが、娘のためにと仕事には復帰。
しかしその後の育児、仕事などは大変だったと思う。
俺もそうだが会社やご両親、ご近所さんも含めて何かと気に掛けて助けられることは助けてきた。
で去年、そいつが事故後初めて家に招待してくれて、数人で一緒に鍋をつついた。
そしてある和室を見せてくれたんだけど、その部屋だけはまったく片付けてなく洗濯物とか黄色くなってたたんであるまま。
透明の衣類ケース?みたいのやおもちゃも無造作に置いてあって、奥さんと長男が最後に使っていた部屋ということで当時のまま残してるとの事。
で、気丈なそいつも、今でもその部屋を見るととても直視できない状況で、俺らに説明しながら涙があふれてきてる。
そしたら娘が来て、笑いながら「お父さん頑張ろうね。裕太くんが見てるもんね」って言うんだよ。
裕太ってのは長男の名前なんだけど、当時のことなんか娘は知るよしもないわけで、つらい事だけど娘にはちゃんと説明してるんだよね。
二人でお母さんやお兄ちゃんのことを忘れないで、そうやって声を掛け合ってるわけよ。
励まそうと思ってやってきた俺らだけど、逆に力をもらったよ。
酒が入ってたのもあるけど、どんどん涙が出てきて・・・泣いた。
皆も頑張れよ。


[煩いおばちゃん先生]
高校入学、担任は小太りなオバちゃんだった。
優しい笑顔とは裏腹に説教しかしないし、とても厳しかった。
リップ1つ塗るのにも[教室で塗るな。女の子なんだから身だしなみはトイレに行ってしなさい。]って‥。
事ある毎に説教する担任、もちろんクラス全員、担任の事が大嫌いだった。
3年間クラス替えがなく、担任に恵まれなかった事を、悔しく思った事もあった。
3年生になり、担任と顔を合わせるのもあとわずか。
そして卒業式
大きな黒板の前に立つちっちゃな先生。
[先生ね、昔流産したんだよ。生きてればね、みんなと同い年だったんだよ。だから3年間、あなた達を自分の子供だと思って接して来ました。どうか立派な大人になってください。卒業おめでとう。]
皆、涙が止まらなかった。なんで厳しくされてたのか、やっと分かった。
大嫌いだった先生、
今では大好きです。
どうか長生きしてください。
沢山の生徒にこれからも厳しい愛を与え続けて下さい。
お世話になりました。


[嬉しくなるいい話]
昨日、大の阪神タイガースファンの主人は甲子園に行っていました。
関本選手のサヨナラデッドボールで勝利し、気分よく甲子園を後にして電車にのり、車を停めていた駐車場を出てコンビニに寄ろうとしたところ、お連れの方が「財布がない!」と、おっしゃって…引き返して探しに行ったそうです。
何万人という人が行き来するところで、落としたかすられたかわからない財布を探し、近くの交番に届け出ようとしたところ、「その財布なら、預かっていますよ」と言われ、すぐにお連れの方のところに戻ってきたそうです。
拾った方がいい人で、届けてくださって本当によかった。
拾ったものを交番に届け出て、落とし主に戻るのが当たり前のことだけど、悲しいかな当たり前でなくなっているのが現状。
主人のことではなかったけれど、気持ちがほっこりとするいいお話でした。


[うどん屋のおばちゃん]
僕は芸人です。
あれは5年前くらいの事…
その頃の僕は家賃3万円のボロアパートに住み、お金も全然なく毎日を生きるのに精一杯でした。
毎日の食費ですら僕にとってはとても大きな出費でしたので、できるだけ我慢し空腹に耐えれなくなれば、イスもテーブルもボロボロの近くのお店に1杯180円のうどんを食べに行く…。
そんな生活でした。
そんな毎日の中で(ここまでして芸人を目指す意味はあるのだろうか)
そんな事を思いながらいつものように近くのうどん屋さんに入りうどんを注文しました。
その日、今まで話した事のない店のおばあちゃんが僕に話しかけてきました。
『アンタ仕事は何をしてるんや?』
僕は見栄をはり、『俺は芸人や』と答えました。
するとおばあちゃんは『芸人なんか儲かれへんからアンタお金もないやろ。今日はお金はいらんからまた出世したら払ってくれたらいい』と言って180円を受け取ってくれませんでした。
その日から僕はそんなおばあちゃんの言葉に甘えて毎日のようにその店に行っては180円のうどんを食べるようになりました。
そんな毎日が半年くらい続いたと思います。
それから何ヵ月かが過ぎ僕は新聞や雑誌やテレビに出演するようになり毎日が忙しくなっていき、おばあちゃんにお礼も言わずに、いつの間にかそのうどん屋さんにも足を運ぶ事がなくなっていました。
週6本のレギュラー番組を持てるようになった中、半年ぶりに休みを取れた僕はお店のイスやテーブルを買いかえれるくらいのお金を封筒に入れておばあちゃんのお店に行きました。
毎日テレビ見てるで』と言って僕の頭に手を置いたおばあちゃんはあの頃より小さく痩せ細った声のように感じました。
『あんたアホやな…あの時アタシは出世払いやって言うたやろ!』と言うおばあちゃんに、『だからあの時のお礼にこれでイスもテーブルも買いかえて……』と言ってまた封筒を渡そうとした僕に、おばあちゃんは『アンタなんかまだ出世しとれへんわ』と…。
僕の気持ちも受け取らないままおばあちゃんは今は天使になってしまいましたが、そんな優しさに涙をこらえながらうどんを食べた事を今でも思い出します。
天使になったおばあちゃん…
僕は今も芸人として頑張ってますよ!

このウラログへのコメント

  • wwwうさぎjp 2013年11月14日 22:51

    説教と、怒ることとは違うよね

  • なな♪ 2013年11月14日 23:24

    PANDAさん:身近にそういう人がいるって嬉しいことですね

  • なな♪ 2013年11月14日 23:25

    仮面紳士さん:似ているようで違いますよね

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