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ネットの印象的な話、3つ

2013年11月09日 21:08

[みんな通る道ですからね]
癌を患った母がいよいよ危篤状態になった時の話です。
覚悟は決めつつ、でも発覚から2ヶ月弱という短さに心がふらつきそうになり、でも、それを周りに悟られまいと必死な私でした。
それを察してか、その日担当の看護士さんが、静かに、そして落ち着いて、でも包容力のある態度で、「みんな通る道ですからね」とおっしゃいました。
そして、入院中の母とのやりとりやエピソードなどをゆっくりと話し始めてくれたのです。
母とのお別れに直面し、身も心も折れそうな中、この看護師さんの一言はスーッと心の中に入ってきて、落ち着くことが出来ました。
どうせなら、1回きりの命の終わり、「ハッピーエンド」に送り出してあげたいと思えるようになった一言でした。


[白いヒール]
私は昨日小学4年生の子から手紙で相談を受けました
『僕のお母さんに元気になってほしくてプレゼントをあげたいんだけど、僕のお小遣いは329円しかありません。この値段で買えて女の子が喜ぶ物は何ですか?』という内容でした。その子の母親はガンで長く生きられないのです。
男の子はその事実は知りません。
私は今日デパート男の子を連れていきました。
「お母さんダイエットしてるのかな?ご飯全然食べないし無理して笑ってるみたいなんだ。ダイエットのやつ買えるかな」
「靴かえるかな?お母さんと水族館いきたいな」
「手紙かぁ、恥ずかしいよ!でも書いてみるね。うん、折り鶴に書いてみる」
「お花買えるかな?でも枯れたら悲しいから、サボテンにしようかな?」
「お母さんの手冷たかったから手袋買えるかな?でも、冬しか使えないよね」
「お母さん、キャビア食べたいって言ってた!買えるかな?」
その子の母を思う言葉一つ一つに涙が出そうになりました。
「僕、靴にする!お母さんといろんな場所に行きたいんだ!」
靴なんてとても300円程度では買えません。
私はその子がトイレに行ってる間に靴売場に行き、事情を話し、300円で買えるようにお願いしました。
もちろん後から足りない分、私が払うつもりでした。
店員は快く、了解してくれました。
その子を連れて靴売場に行くと、300円均一と紙に書いてありました。
急いで作ったのか雑でしたが胸が熱くなりました。
「これにする!」選んだのは白いヒールの靴でした。
後で払おうとしたら「300円ですから、ちょうどです」と笑顔で言われました。
感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
「早くお母さんの喜ぶ顔が見たい」と言われ、さっそく病院に向かうことになりました
お母さんプレゼント!!大きな声で笑顔で病室のドアを開けました。
驚いて中身を見、母親は泣きだしました。
『ありがとう。でも、ごめんね、お母さん、もう靴を履いて出かけられないかもしれないの。死んじゃうかもしれないの』
男の子は驚いた顔をし、うつむきこう言いました
一生懸命生きた人間は星になるんだ!一生懸命輝いた星は人間に生まれ変わるんだよ。空を見ればお母さんがいるから寂しくないよ!でも、一生懸命に生きないとダメだから諦めないで頑張ろう!僕、お母さんと水族館いきたいんた!ずーと、はけるように大きいの買ったよ」
母親は涙をふき笑顔男の子を抱き締めました。
もし、病気などで諦めかけてる方、男の子の言葉を思い出してください。
諦めず頑張る事、マダ幼い子でも大切だと言っています。
諦めないで頑張りましょう。


[消防士オヤジ]
オレの親父は、消防士だった。
いつなにがあってもおかしくない仕事だから、よく母に「オレに何かあっても、お前らが苦労しないようにはしてる」ってそう言っていたのを覚えている。
親父はとてもあつい人間で、「情熱」って言葉が大好きだった。
口数の少ない親父が、久しぶりにオレたち息子に口を開いたかと思うと、「情熱だけは持ち続けろ」って「何かに本気になってみろ」ってそればっかりだった。
あの日、緊急要請が入って夜中の2時頃、親父は火事現場に向かっていった。
物音に起きて、部屋のドアを開けて見た親父の背中が、オレが親父を見る最後の機会になった。
親父は、火事で倒壊してきた建物の下敷きになって、病院に運ばれたものの、死んだ。
朝、母からそれを聞いた時、信じられなかった。
いつもみたいに、疲れた顔して帰ってきて、「母さんビール」なんて言う、そう思えて仕方なかった。
でも、灰だらけになって眠る親父の顔を見て、一生目覚めないその顔を見て、それが現実だとわかった。
悲しくて、涙が止まらなかった。
でも、同時に誇らしかった。
親父は灰だらけでボロボロで、もう目覚めなかったけれど、あの日の火事では、全員救出できたそうだった。
最後まで、「人を助けるっていう情熱」を失わなかった。
他人から見ればただの一介の消防士にすぎないだろうけど、オレにとっては、最後まで最高にかっこいい親父だった。
そんな親父の最後が誇らしくて、何故かさらに涙が溢れた。
あれから12年、オレは親父と同じ仕事に就いている。
何年も働いているが、今でも現場に向かう時は、怖い。
それでも、向かうことが出来るのは、オレがこの仕事に「情熱」を持っているからだ。
あの時、最後まで親父が持っていたように。
ありがとう、親父。
あんたの背中を見ていたから今、火の海に飛び込んでいける。
怖くても足を踏み出していける。
本当に、ありがとう。
誰一人死なせはしない。

このウラログへのコメント

  • なな♪ 2013年11月09日 21:40

    夢中さん:初めましてこちらこそコメント有難うございます

  • wwwうさぎjp 2013年11月09日 22:24

    白いヒールはいいね

  • なな♪ 2013年11月09日 22:25

    PANDAさん:有難うございます残されるのは寂しく悲しいけど思い出大事にしたいですね。

  • なな♪ 2013年11月09日 22:29

    仮面紳士さん:悲しいけど健気ですよね

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