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中日新聞より。

2017年01月17日 23:48

さくらんぼ学園と一緒に歌いたい!』


この春、臼井さん(五七)が、瀬戸市立光陵中学校校長として赴任した早々の出来事。光陵中と同じ校舎内に、肢体不自由児のための特別支援学校(通称・さくらんぼ学園)の中高等部が併設されている。
学園のほとんどの生徒は車いすの生活だ。知的障害のある子も多く、約二十人の生徒に、ほぼ一人の割合で先生が付き添って指導している。
日頃から、光陵中の生徒が学園の教室に出向き、一緒に給食を食べることもある。また、光陵中の吹奏楽部中庭でのコンサートを、学園の子たちが聴きにくるなど、交流が盛んという。
そんな中、両校では昨年から「新入生を迎える会」を合同で行っている。会の企画に先立ち、光陵中の生徒会役員からこんな提案があった。「去年、さくらんぼ学園の校歌を聴いていて寂しくなりました。今年はぜひ、一緒に歌いたいです」と。
それぞれ障害の度合いは異なるが、学園では歌えない子が多い。声は出せてもメロディーにならない。そのため、CDの校歌を流して先生が主となって合唱した。それを聴いていた光陵中の子からの「今年は一緒に」という申し出だった。
短い期間に猛練習をし、四月十四日、新入生を迎える会が始まった。まず先に光陵中の校歌斉唱。続けて、さくらんぼ学園の校歌。両校の生徒と先生約三百六十人の声が体育館こだました。
「感動で胸が熱くなりました。車いすを押す先生方は泣いていました。両校の生徒が一緒に学ぶことで『やさしさ』が培われたのでしょう。これからも一層、温かな雰囲気を育てていきたいと思います」と臼井さんは話す。

中日新聞掲載 2016年(平成28年)10月16日

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