日本の停滞このインフレで浮上するか

今年名目GDPはドイツに抜かれ世界４位となる可能性が高い。
一人当たりのGDPはイタリアにも抜かれG7では最下位に落ちる。
日本がバブル崩壊後34年デフレで企業は投資もせず、
値上げもしてこなかったつけが回って来たのである。
ようやく昨年からインフレ傾向となり、結果、企業は開発設備投資をどんどん増やすようになった。
インフレになれば、150兆円以上も溜め込んだ現金はどんどん目減りするから、開発設備投資を
行った方が良いのである。この傾向は個人も同じで、現金を持っていたって目減りするから
投資して増やして行かなければ、生活はじり貧になってしまう。
丁度良く新NISAが来年から始まるが、個人も投資を行うのが当たり前にならないといけない。
アメリカは個人が７割投資している。だから引退後のアメリカ人の資産が日本人のそれよりも
2.5倍もある。投資という当たり前の事をしているからという事です。
インフレが始まれば日本は研究開発費をどんどん増やして、企業は活性化して行く事になる。
このインフレは決して止めてはいけないのです。
来年日銀がマイナス金利撤廃を決めるでしょうから、これがもう日本はインフレの時代になった
との証しでもあるわけです。
今の若い人たちがインフレの経験が無いでしょうが、戦後からバブル崩壊までは
大なり小なりインフレだったわけです。
このインフレは、日本が停滞していたのをようやく目覚めさせるきっかけになりますね。
Ｇ７中一人当たりのＧＤＰ最下位なんて、来年には抜け出したいですね。