恒大集団の法的判断またもや先送り

今朝の日経に恒大集団の法的整理判断をまたもや延期、来年1/29日へ
との記載があり、やはり決められないのかという思いが巡った。
まあ債務50兆円で債務超過13兆円だから、清算したところで、返って来ない債券が13兆円
というか実際はもっとあるだろう。
中国の大銀行は引当金を積んでいるだろうが、問題は融資平台である。
まともに考えれば倒産する。そうすると地方政府も大混乱に陥る。取付騒ぎも起きる。
恒大集団清算となれは、業界第一位の碧桂園(カントリーガーデン)へと飛び火する。
この辺の大きな負の連鎖が続くと、より一層中国の経済は大幅鈍化する事になる。
成長率だって２％～３％台への急低下だって十分に考えられる。
庶民の暴動が起こりこのまま行くと、共産党の一党体制への信頼だって揺るがしかねない。
だがこの不動産不況の元々は、習近平の政策転換(不動産市場への引き締め政策)が原因であるから
どう処理するのか見ものです。
まあ責任何て絶対取らないから、以前記載した様に誰かが人身御供になるしかない。
日本の不動産バブル崩壊では、竹中平蔵がスキームをつくって処理して行ったが、中国では経済に明るい人材もいないのか、音頭を取る人も誰もいないのか、その両方かも知れないが、
実に困ったもんです。