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成程話:500億円よりも価値のあるもの

2014年09月30日 23:26

西沢泰生氏の心に響く言葉

鳥取県に「野の花診療所」というホスピスケアの診療所があります。
この診療所の所長で、エッセイストでもある医師、徳永進さんがまだ勤務医の頃、不治の病にかかっている1人の患者さんにこんな質問をしたそうです。
「死ぬ前に何かしたい事はありますか?」
すると、聞かれた女性は、こう答えたというのです。
「道を歩いてみたい」
その患者さんはこう続けます。
「右に曲がると、スーパーがある。いつもの買い物をして主人の酒のつまみを作る。死ぬ前に、そんな、スーパーへ続くありふれた道をもう一度歩いてみたい」
何ということ事もない、何気ない日常が、命を支えている。
徳永さんは、患者の言葉で、その事に気が付いたと語っています。
目の見えないカップルは、いつもお互いの顔を触り合うそうです。
2人の夢は「一秒でもいいから相手の顔を見る事」。
すっと耳が聞こえなかった29歳の女性が、人工内耳を付けて、生まれてはじめて人の声を聴く瞬間の映像を観た事があります。
医者が語りかける声を聴いた女性ボロボロと感激の涙を流し、号泣し続けていました。
ありふれた道を、普通に歩ける事。
恋人の顔を普通に見られる事。
好きな歌手の歌声を普通に聴ける事。
友達と笑いながら普通におしゃべりできる事。
普通。
普通。
普通。
それらのすべてが、実は奇跡なのですね。
時々、それを思い出すだけで、世界を見る目は必ず変わります。

大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』かんき出版


セラピストのひすいこたろうさんは講演会でこう語っていたそうです。「500億円。誰だって欲しいですよね、500億円。でも、もし、こう言われたら、あなたはそれでも500億円を欲しがりますか?」
「目と耳と交換なら500億円あげる」
あなたも私も、なんと、「500億円よりも価値のあるもの」をすでに持っている。
(以上、同書より抜粋引用)
私達が普通にすごしている毎日。
病気や、事故や、天災出会ったときに、初めてその当たり前の毎日がいかに有難かったかに気づく。
私達は、「500億円よりも価値のあるもの」をすでに持っている。
文句やグチを言いたくなることがあったら、この言葉を思い出したい。
当たり前で普通の日々をおくれることこそが奇跡
どんなことにも感謝の気持ちを忘れない人でありたい。

このウラログへのコメント

  • SYUZO- 2014年09月30日 23:41

    いつもいつも
    忘れてしまいがち
    たまにこういう記事を読んで確認しないと
    思い出せないのも情けない

  • なな♪ 2014年09月30日 23:47

    SYUZO-さん:私も忘れてしまいます。きっかけあると思い出せるけど普段はなかなか

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