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成程!話:どれだけありがとうと言いますか

2014年09月09日 22:26

成程!話:どれだけありがとうと言いますか

石川洋氏の心に響く言葉

一日、どれだけ有り難うという言葉を、私達、口に出して言っているでしょうか。
私はある婦人から、そんな言葉を教えられたことがございました。
そのご婦人が小学校三年ぐらいの時だったと言います。
お父さんが、事情があって自殺をなすったそうです。
お母さんが自分に、諄々と説いてくれた。
お父さんが自殺をなすったということ、人の噂は七十五日と言って、噂の消える時もある。
けれども、これから長い人生の中で、あなたが学校に入る時、就職をする時、結婚をする時には、必ず、「あの家は、お父さんが自殺をなすったからね」そういうことがささやかれる。
そして知らなかった人まで、「へえ、そう。あの人、なんとなしに暗いと思ったら、やっぱりお父さん、自殺したの」と言う。
知らない人までが自殺したことを口にして、自分の縁というものが段々とみじめなものになってくることがある。
それだけは消えることはない、覚悟しなさいとおっしゃったそうです。
「どうして生きたらいいの」とお母さんに聞いたら、「それもね、乗り越えることはできる。それは一日、十人の人に、真心を込めて有り難うという挨拶をすること。一日十人の方に有り難うという挨拶をしたら、一年間3650人の人に、素晴らしい行為ができることなんだよ」
そのことをお母さんは言い残して下さったそうです。
一日十人の人に、有り難うと言うこと。
その有り難うという言葉を、最初は半信半疑で有り難うと言っていたけど、段々と有り難うという言葉を使い出すと、一人一人の有り難さがが見えてくる。
その有り難さが見えてくると、有り難うじゃなくて「寒いですね」とか「お元気ですか」「夕べは眠れましたか」
挨拶のボキャブラリーがどんどんと増えてくる。
生きることの喜び、生き生きとした感情というものが出てくる。
それが出てくると、皆の笑顔が見えてくる。
一日十人の有り難うが、自分の世界を作ったといいました。
そして今は、「明るく生きてるね」「立派なお母さんの教育だったね。凄いじゃないの」「人間だれだって色んなことがあるからね。それを乗り越えるあの明るさは、学びたいね」と、人さまもおっしゃってくれるそうです。
そしてふっとこの前、人の話を聞いたら、自殺をなすった父に対して、「お父さんはよっぽど辛いことがあったんだろうね」
お父さんの死んだことまでが、別な意味で評価をされている。
一日、どれだけ有り難うと言いますか。

『やるなら決めよ 決めたら迷うな』勉誠出版


過去にやったことや言ってしまったことは生涯覆らない、とはよく言われます。
「覆水盆(ふくすいぼん)に返らず」のことわざの通り。
でも、一度起こってしまった事実は変えることはできないが、その印象は変えることができる。
印象は、見方によって変わる。
見方は、言葉によって変わる。
だから…
たとえ過去さえも、言葉によって変えることができる。
暗くて否定的な言葉を使う人は「暗い人」に見られ、明るくて肯定的な言葉を使う人は「明るい人」に見られる。
最も明るくて肯定的な言葉は、「有り難う」という感謝の言葉。
一日、どれだけの有り難うを言っているか…
「有り難う」の言葉あふれる人生でありたいな。

このウラログへのコメント

  • なな♪ 2014年09月09日 23:32

    manderineさん:コメント有り難うございます事実は変わらないけど、自分次第でそれのもつ意味いい風に変えていきたいですよね

  • SYUZO- 2014年09月10日 02:36

    これって
    凄いことですね
    元々は他人には詳しいことは解ってない事
    本人の印象で変える事が出来る

  • なな♪ 2014年09月11日 00:04

    SYUZO-さん:ですよね言葉の力の凄さかな

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