仰げば 尊し

卒業式の季節ですね。
小学生の頃歌った「仰げば 尊し」の歌詞と意味を紹介します。

仰げば尊し わが師の恩(見上げ見るほど尊きは 私の師への恩)
教えの庭にも はや　いくとせ(この学びやにきて もう幾年もたった)
おもえば いと疾し(とし)このとし月(思い起こせばとても早くかんじた この年月よ)
いまこそ 別れめ いざさらば(今、お別れ申し さようなら)
互いにむつみし 日ごろの恩(互いに仲の良かった友の 日ごろの恩)
わかるる後にも やよ 忘るな(別れたあとも 忘れてはいけない)
身をたて 名をあげ やよはげめよ(身をたて、名をあげ なおもそれに励め)
いまこそ 別れめ いざさらば(今、お別れ申し さようなら)
朝夕 慣れにし 学びの窓(朝、夕ともにし慣れ親しんだ校舎)
蛍のともし火 つむ白雪(小さな光が白雪のように積もってゆく)
忘るる まぞなき ゆくとし月(忘れることなどないだろう 過ぎし日々)
いまこそ 別れめ いざさらば(今、お別れ申し さようなら)

別れがあって、出会いもある。
一生続いたらいいのになと思う関係も、距離と共に薄れたり、これから出会う誰かにまた、心を躍らせたり。
数年ぶりに再会したとき、少し誇らしげに会うことも、一瞬であの頃に戻れることも、仲間の素晴らしさに気付くこともある。
「さよなら」を言う日は、遅かれ早かれこの世に生を受けた瞬間から、必ず来る。
だからこそ、なんとなくの一日じゃなく、なんとなくの会話じゃなく、一瞬一瞬を大切にして、心に刻んでいく。
そんな風に生きていきたいね