公園３

郡山に開成山公園がある。かなり広い。

昔は今のように整備されていない、いたるところに芦や蘆が繁茂していた。島みたいな所に蘆が背丈より大きく生い茂っていた。

小学1年のとき、夏だ。

隣のガキと学校帰り、暑いから、ときたま水浴びして遊んだ。もちろんフルチンでだ。そんな海水パンツなんてどこにもなかったし、誰もももっていない。

フルチンでわあわあ、ぎゃあ、ぎゃあ、騒いで、芦の繁茂しているところへ行ったら、おじさんとおばさんが裸でプロレスをやっていた。

小1の子供にはそうみえた。

隣のガキが、きいた、


おじさんなにやっているの？

暑いからおばさんの背中の汗を拭いているんだ。

でも、手ぬぐいもってないじゃないの？

おじさんの手が手ぬぐいなんだ。

へええ。

隣のガキがまた聴いた、

おじさん、おばさんが苦しがっているよ。

汗拭いてもらって喜んでいるんだ。

へええ。


また聴いた、

おちんちん、おばさんのまたに食い込んでいるよ。

痛くないの？

手を伸ばしたら、股に引っかかったてな。

抜いてあげようか？

いや、いい、じゃまするな。あっちで遊んでいろ。

ふうーん。



さんざん水遊びして、帰りがけに、

隣のガキが言った、

オイ、あれはなすごく気持ちいいんだぞ。

なんで？

とうちゃんとかあちゃんがな、

夜になると、とおちゃん、きもちいいっ

って、隣で騒いでいるんだ。

うるさくて眠れやしねえ。