★続女の子たち その32

RH19歳、瞳の奥に不幸色が見える介護系の学生。不幸色の話が始まります。


まず、13歳の時、突如、父親が蒸発。捜索願いを出すも今だ音沙汰無し。家計は母親のパート収入だけとなる。お陰で、母親は昼夜働き続けていたのだが・・2年ほど前、鬱病に！　現在、14歳の妹と11歳の弟、鬱病の母親を養わなければならないらしい。・・・ところが、突然、アルバイト先（居酒屋らしい）を首になりどうしていいのか分からず、出会い系喫茶にやって来たと言う。・・・なるほど・・・


『・・難しいな・・お母さん、回復しつつあるの？』
『はい、でも、薬代・・高いんです。』
『親戚とか、助けてくれる人居ないの？』
『父親と母親、駆け落ちだったらしくて・・・』
『でも、誰か・・』
『私、知らないんです。』
『ん・・君さ、学校言ってる場合じゃないかも』
『はい、そうなんですが、推薦で行ったんで高校に迷惑もかけたくないし・・』
『そうだな。今、君が出来ることは大概、覚悟がいるだろうな』
『そうですよね・・・風俗とか・・・』
『・・まぁ・・お薦めはしないけど・・』
『でも、試してもらえますか？３万で！』
『？？？どう言うこと？？』
『覚悟してみようかと思って・・でも、私に出来るか判断して下さい。』
『おいおい・・判断も何も・・・何で俺なの？』
『・・悪い人じゃなさそうだし、いろしろ知ってそうだから・・』
『19の子娘に何が分かるの？俺が悪いやつだったらどうする？』
『子娘でも、悪い人とそうでない人くらい判断出来ます！』



そもそもが、やる気満々で出会い系に行っておきながら・・随分と方向がズレ的なようです。何だか、こまった子拾って来ちゃったなぁ・・・まぁ、それって、私らしいと言えばその通りなのですが・・。



ホテルの冷蔵庫のアルコール類をあおって、私も覚悟をきめます！続きは・・また、明日！