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いい話(確かに響く言葉かも)

2010年12月20日 01:53

いい話(確かに響く言葉かも)

【確率ではなく、可能性】

医師の鎌田實氏の心に響く言葉より…

大谷貴子さんは1986年、慢性骨髄性白血病と診断された。
何もしなければ、あと3年から5年の命と言われた。
突然の宣告。
慢性骨髄性白血病は、いまでこそ有効な治療法がある。
だが、当時は骨髄移植がほとんど唯一の治療法だった。
血縁者は比較的、適合する確率が高い。
アメリカ人結婚して海外に住んでいたお姉さんが急遽帰国した。
でも、検査の結果は非適合。
望みが切れかけた。
両親からの場合は、双方の遺伝子を半分ずつ受け継ぐため、一致する確立はさらに低く、数%以下と言われている。
他人だと、数百人から数万人に一人にまで低下する。
そうこうしているうちに本当に「時限爆弾」が爆発した。
白血病の急性転化。
白血病細胞が爆発的に増える状態に陥った。
ここで、奇跡が起こる。
お母さんのHLA型を再検査したところ、適合したのだ。
しかし、大谷さんの病状はかなり悪化していた。
7人の医師団のうち6人が、もう移殖をしても助からないと反対した。
残る一人の医師は、成功する可能性は1%と言った。
絶望的な数字だ。
ご両親は、「そうですか」とだけ言って、うつむいた。
そのときの、お姉さんの言葉がすごい。
意識が朦朧としていた大谷さんに代わって医師団大阪弁で、こう言い切ったという。
「1%もあるやん。ゼロと1なら、1%に賭けてください」
人には大切な一瞬がある。
この一瞬を見過ごさないことだ。
骨髄移植をしなければ100%助からない。
それに比べれば、1%でも助かる可能性があるというのは、大きな差である。
このお姉さんのひと言が、大谷さんの命綱となった。
人生を変えるひと言ってあるんだ。
そして、お母さんからの骨髄移植奇跡的に成功した。
退院すると、大谷さんは「もらった命」で骨髄バンク創設のため必死で署名運動に取り組んだ。
気がつけば、集まった署名の数は120万を越えていた。
「1%もあるやん」と思えたら、どんなピンチだって突破できるような気がしてくる。
いい言葉だ。

『人は一瞬で変われる』集英社

絶体絶命のピンチのとき、もう駄目だとあきらめてしまう人と、他にできる可能性がないかを必死で探す人がいる。
しかしさすがに、成功の可能性は1%の確率、と言われればたいていの人はヘコむ。
言葉の使い方は大事だ。

「コップには、これだけしか水が残っていない」というのか、「コップには、これだけ水が残っている」というのか。
「こんなにやらなければ、終わらない」というのか、「これだけやってしまえば、終わる」というのか。

人生は見方ひとつ、考え方ひとつで決まる。
あるものを数えるか、失ってしまったものを数えるかでもある。
今あるものを数えれば、ありがたいと思い、なくなってしまったものを数えれば不満や愚痴が出る。
どんな最悪の状態になっても、あきらめてはいけない。
針の先ほどでも可能性があるのなら、人生は挑戦に値する。
大事なことは、「確率」ではなく「可能性」なのだから。

このウラログへのコメント

  • むくろじゅ 2010年12月20日 02:21

    叔母は余命告知され
    それじゃぁ愉しく行くわって
    毎日姉妹で大騒ぎ
    ゲラゲラしてたら完治
    先生は???

  • なな♪ 2010年12月20日 23:45

    笑うことで何かが変わったのかな?

  • むくろじゅ 2010年12月21日 00:39

    末期の癌が無くなっちゃったんだぉ
    笑う事で免疫細胞が活性化する事は知られているけど
    極端に効いた~

  • なな♪ 2010年12月21日 23:14

    ほんとに極端だねでも素敵な極端さ。やはり病は気から、かな?

  • むくろじゅ 2010年12月22日 00:41

    ポジティブに考えられる人程
    免疫力は強く働くと多くの研究者は云う
    しかし深刻さに勝てる人は少ない

  • なな♪ 2010年12月22日 01:44

    そうだね。特に命にかかわるものとなると

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