- 名前
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【今日の事件簿/★東電OL殺人事件・1997年】
2015年03月19日 13:17
【今日の事件簿/★東電OL殺人事件・1997年】
★1997年3月9日未明に、東京電力の幹部社員だった女性が、
東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された未解決事件。
(殺害推定3月9日、遺体発見は3月19日)
あるネパール人が犯人として逮捕・収監されたが、
後に冤罪とされ釈放された。
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◎殺害事件発生から10日を経た3月19日午後5時過ぎに、円山町にある
アパートの1階空室で、東京電力東京本店に勤務する女性(当時39歳)の
遺体が発見された。発見し通報したのはこのアパートのオーナーが
経営するネパール料理店の店長であった。後に被告人となるネパール人、
ゴビンダ(当時30歳)はこのアパートの隣のビルの4階に同じく不法滞在
のネパール人4名と住んでいて、被害者が生前に売春した相手の一人
でもあった。死因は絞殺。
◎97年5月20日、警視庁は殺害現場の隣のビルに住み、不法滞在をしていた
ゴビンダを殺人事件の実行犯として強盗殺人容疑で逮捕した。ゴビンダは
捜査段階から一貫して無実を主張し、一審無罪、控訴審での逆転有罪、
上告棄却、再審決定を経て、2012年に無罪が確定した。
◎被害者女性は、東京電力に初の女性総合職として入社したれっきとした
エリート社員(未婚)であったが、後の捜査で、仕事の後は円山町付近の
路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明する。被害者が、昼間は
大企業の幹部社員、夜は娼婦と全く別の顔を持っていたことが
マスコミによって取り上げられ、被害者および家族のプライバシーを
めぐり議論が喚起された。女性は東京電力の企画部調査課の副長だったが
職場でのストレスがあったことが示唆されている。高学歴のエリート社員
で金銭的余裕があるのに、夜は相手を選ばず不特定多数の相手との
性行為を繰り返していたことには、自律心を喪失していたとする見方も
ある。近辺のコンビニエンスストア店員によると、コンニャク等の
低カロリー具材に大量の汁を注いだおでんを、被害者が頻繁に購入していた
との証言や、「加害者」とされた男性による、被害者女性は
「骨と皮だけのような肉体だった」との証言などから、拒食症を
罹患していたことも推定されている。
◎東京高検がDNA鑑定を実施した結果、遺体から採取された精液から
検出されたDNAは、ゴビンダのものと一致しないことが判明し、
現場に残された体毛と一致することがわかったと新聞、テレビにより
報道された。これについて検察側は、被害者は不特定多数の男性と
性交渉をもっており、精液付着の時間も不明であることから、犯人が
別にいることを直接示すものでもないとしている。
この新たに見つかったDNAを持つ人物は警察のデータバンクにはなく、
割り出すのは困難である。この男性Xが誰でいつ部屋に入ったかは特定
できていないため、主に次の2つのシナリオが新たに浮上した。
★ケース1:
ゴビンダが殺害前日までに部屋にいて、当日別の男性Xが部屋に入り殺害
★ケース2:
男性Xが女性が殺害される前日までDNAが残るような行為をした後にゴビンダ被告が来て殺害
※なお犯人特定できないまま、現在に至っている。。
(画像は現場のアパート)
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