- 名前
- セレナーデ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- えっと・・・ 好きなものはお笑い系ですかね。 誰が好き、とかではなくていい歌、 おも...
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【実録恐怖体験!/本当にあった、怒るラーメン屋2】
2015年03月04日 13:32
【実録恐怖体験!/本当にあった、怒るラーメン屋2】
★この作品は実録です。
本作品は、実在する中華料理店に実際にお客として潜入したもので、
会話もすべてそのままに、恐怖度を(笑)盛り上げています。
この早春に、ジャパニーズホラーを(笑)ご体験ください。
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★今の時間は「相撲を見てるだろうから」ということでパチ屋の休憩所で一服していた。
「時々機嫌が悪いときがあるんですよ」矢野君はタバコをくわえ、静かに言う。
「この前、行ったときは7時ころだったんですけれど、ラーメン注文して、
わりと早く作ってくれたんですよ」矢野君は、ふぅ~っと煙を吐いて続ける。
「で、そのあと7時半ころサラリーマンが来て、やっぱラーメン頼んだんですよね。
でも、なかなか出て来ないんですよ。」 私はふむふむと、うなずき情報を聞く。
「注文したときは「はいよ」」とか言ってたんですけれど、手は動いてなくて、
テレビ見てるんですよ」私は相槌をうちながら、時間も忘れて熱中先生だ(古!
「そのうち、お客さんもシビレを切らして、まだですかーっ!って言ったんですよ、
そしたら怒っちゃって、「今やってるよっ!!!」って大きな声で怒鳴られて
怒られたんですよ、でも作ってないのよ(笑)」
私は「で、客は何て言ったの?」と聞く。
矢野君はニヤニヤしながら言った。
「いやもう、すみませんって、下向いて謝ってましたよww」
「すごいラーメン屋だねえ」私はそんな店イマドキあるのか?と思いながら言う。
「もう、8時とかなって野球とか好きなスポーツ番組が白熱してくるじゃないですか、
そうするともう、お店閉めちゃうんですよ(笑)」 苦笑いする矢野君。
「前もこんなことがありました・・・・」
・・・・って、そんな店に矢野君、君は通っているなんてどういう神経してんだよ、
まるで修行道場じゃないか!しかし私は反面ワクワクして次の言葉を待つ。
「男の客がラーメン頼んだんだけど、途中でなんかギョーザが食いたくなったらしいんですよね、
それでまだラーメンは来てなかったんですけど、おじさんに
「ギョーザお願いしまーーすっ!」って言ったら、
『さっきラーメンって言ったじゃないかっ!あと言わなかったじゃないかっ!』
って怒られたんですよ」
「ええーーっ!そしたらお客は?」私は尋ねる。
「あっ、すみません・・・って謝ってましたよ」
矢野君はそう言ってタバコをもみ消すと、一言つぶやいた。。
「ヤバいですよ・・・・・・・・・」
その、短いながらも矢野君の、そこを訪れた客のやるせない思いがこめられた、
ヤ ・ バ ・ イ ・ の一言。
経験に裏打ちされた、緊張の言葉が私を飲み込んでゆく。
突然矢野君が叫んだ。
私も我に返る。
「マズいっ!!6時過ぎた、そろそろ行かないとっ!」
来るのか、いや、いよいよ行くのか、
私は内心「怒られたら、どうしよう・・・・・・・」とドキドキしていた。
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【本当にあった、怒るラーメン屋3】に続く。
≪3≫予告編
★「ここですよ・・・・・」
矢野君はまるでストーリーテラー・タモリのように妖しくほほえむ。
「入りましょうか!」
まるで初めて入るキャバクラのような、ドキドキ感と期待感(笑)
「先にどうぞ・・・」
矢野君に丁寧にうながされ、今度はなんか高級割烹料理店に案内されるような気分。
<つづく>
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