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「ほとりの朔子」レビュー☆

2015年03月07日 23:48

「ほとりの朔子」レビュー☆

二階堂ふみ主演他。大学受験に失敗し、現実逃避中の朔子(二階堂ふみ)。叔母・海希江(鶴田真由)の誘いで、もうひとりの伯母(渡辺真起子)の家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになった。朔子はそこで、海希江の古馴染の兎吉(古舘寛治)や娘の辰子(杉野希妃)、そして甥の孝史(太賀)と知り合う。大人たちが微妙にもつれた人間模様を繰り広げる中、朔子も孝史と距離を縮めていく。しかしその最中、彼に急接近する同級生・知佳から連絡が入り、浮足立つ孝史の姿を見て、朔子の心が揺れる・・・あの頃、ほとりにいたすべての人に。18歳の夏物語。

5/10点!!浪人生の朔子は、伯母の家で、福島原発事故から一人避難してきた孝史と出会い、彼の事が気になっていきます。でも、あくまで避暑地での出会いなので、ほんのりと甘酸っぱい感じで。そんな中、大人たちは、昔の関係がまた動き出したりするのですが、それは子どもたちには、ほんのりとしかわからない感じで、あまやかに、でもきっと切なさもある雰囲気を漂わせているのが、良かったです。朔子も、そんな大人たちの現在や、同年代の孝志や辰子と過ごす事によって、何がしたいんだろう、何が出来るんだろう、何が自分には必要なんだろうと、少しづつ大人の入り口に立つ準備をしているのが、柔らかい暑い夏の2週間で描かれていて、良かったです。10代の夏って気持ちいいんですけど、焦るんですよね。起こっている事は全て水面下で起こっているので、一見、何もない感じの映画なのですが、バリっぽい音楽とか、ふみちゃんのリゾート服装とか、(水着スタイル良過ぎ。)優しい会話とか、ゆったり過ごせる避暑地に行きたくなる作品です(^^)2014年公開。

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