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【阪神】藤浪、持ってる！チームは敗れるも甲子園無敗継続

スポーツ報知5月6日(月)7時3分配信
【阪神】藤浪、持ってる！チームは敗れるも甲子園無敗継続

５回１死一塁、中村（左）に左越え２ランを浴びた藤浪は打球を見つめた

　◆阪神５―７ヤクルト（５日・甲子園）　藤浪はやっぱり持っていた。０―３の７回裏無死一、二塁。新井貴の打球がバックスクリーンに飛び込んだ。２敗目が消えた瞬間、ベンチで見守っていた元巨人ファンの黄金ルーキーは左手でガッツポーズをつくった。

　自身４連勝、ハーラートップタイの４勝目を目指したマウンドは、５回に中村の２ランを浴びるなど７回３失点。「黒星はつかなかったけど、自分がしっかり投げていれば勝てた試合。自分が負けたのと同じなので…」と反省した。しかし、ついに途切れるかと思われた聖地での無敗伝説は継続だ。甲子園ではここまで大阪桐蔭高で春夏通じて９戦９勝、プロでも２戦２勝。自身の甲子園での登板試合では１２戦目で初めてチームが敗れたが、負け投手は免れた。

　父・晋さん（４９）がＯＮ時代からの巨人ファンで、家ではいつも巨人戦が流れていた。その影響を受けた藤浪は昨年１０月「強いて言うならジャイアンツ・ファンです」と告白。４日には「プロ野球の大先輩の方ですし、すごいこと」と、長嶋さん、松井氏の国民栄誉賞受賞を喜んでいた。その記念すべき日に、あらためて強運ぶりを発揮。「コントロールがばらつく中でまとめられた」と収穫も口にした。次回先発の１２日のヤクルト戦（松山）ではきっちり白星を挙げる。