空から 短編

短編 空から子供が降ってくる

簡単なあらすじ
A少年は今日もよる遅くまで
クラブで酒を飲んでいる。
仲間から彼女の話題を降られると
煙たそうに首を降って、
もういうなと言う。

携帯電話には彼女の着信。
どうして来てくれないの
いう通りにしたよ。ねぇ、
私のこともう好きじゃないの？
答えてよ！ねぇ！
人殺し！
ピーと録音ボタンがなる

彼女は病院の公衆電話の受話器を
投げつけるように置いた。
泣きながら彼女は暗い廊下を
歩いて行く。お腹を抱えながら。

夜空に青白く光る
何かがすーっと落ちてくる。
空には月と違うまた別の星が
浮かんでいる。
形は子供のような形で
次から次へとふわりふわりと
街に落ちてくる。
彼らは笑いながら街を走り回る。

一夜開けて。
少年は目が覚めると店の前に放り出されていた。そしてそれを
ぐるりと取り囲む青白い子供。
慌てて飛び起きる少年。
それをケラケラ笑う。
パパ…パパ…
俺はお前らの父親じゃない！
子供を振り払って走る少年。

しかし、彼らは彼を追いかけてくる。何なんだこりゃ？
彼はかろうじて路地裏に逃げ込み
仲間に連絡をとる。
動けないんだ迎えにきてくれ。
しかし道は子供達がウロウロ
しているおかげで渋滞中。
いいから早く迎えにきてくれ。

彼の友人がバイクで彼を迎えにくる。彼はメットをかぶる。
家に送ればいいのかと聞かれる。
家はいい。いえ以外のとこ。
じゃあ○○ちゃんの家？
違うよ！え？じゃあどこさ？
とにかく遠くへ連れてってくれ。
えぇ？

しかし子供たちは彼らのバイクを
追いかけてくる。パパ…！と
ぱぱ？すると前にも
そのままバイクは突っ込む。
子供達はちれじれに砕け散った。

テレビ
空から子供のような生命体が
町中に降り注ぎ、都市機能が麻痺しています。

病院でも患者たちが逃げ惑っている。入ってきたぞ！
しかし子供達は少女の前では
非常におとなしかった。
みつけたよパパ。
そう言って彼女を病院から
連れ去ってしまった。

海のそばの倉庫街。
少年、タバコをふかし。
ここまでこれば大丈夫。
さっき気のせいかな、
あいつらお前のことパパっていってなかったか？
気のせいだよ。うっせーな。
学校にも顔見せないし
こっちから連絡しても帰ってこないし。この一週間どこ言ってたんだ。○○ちゃんなんて入院して

うるさいっ！

あいつとはもう終わったんだよ。
え…。そうなん

少年の脳裏に少女と知り合った
ころの記憶が蘇る。
少女は彼と出会った時に
将来はお嫁さんになって
可愛いいい赤ちゃんが欲しい
と語っていた。

なんだかんだで意気投合した
2人はベットインしてしまった。
そして、子供ができてしまったのだ。

彼は彼女におろしてくれと
言う。

倉庫に子供が入ってくる。
パリん、と窓ガラスを割って。
入口も塞がれている。
少年は走って逃げる。
送れた友人は捕まって
耳を引きちぎられたりしている。

少年は追い詰められた先で
付き合っていた彼女と出会う。
すると彼女
どこいってたの？
子供はどんどん増える。

彼が彼女を突き飛ばすと
子供達がワラワラと集まり
大きな赤ん坊の姿になった。
彼は走って逃げる。
が捕まえられる。

握りつぶされた彼は赤ん坊の
ような大きさになった。
そして彼は彼女の赤ん坊になった。

彼女はその赤ん坊を抱え
嬉しそうに街へ変える