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時代は変わる

2006年10月11日 22:08

時代は変わる

オジサンみたいなことを言います。もっとも年齢的には実際オジサンの層に既に入っているのか。だからこそ意識して(かなり意識して)オジサン的な言動は慎んできたのだけども、今日はあえてオジサンみたいなこと言います。

最近の若い人たちって言葉使いが出来てない。

あーオジサンだ。いやだいやだ。でも止めないぞ。
言葉使いがなっとらん。特に目上の人に対する言葉。
敬語なんてムリして使うことないと思う。どうせ間違った使い方してボロ出すんだし。
なんていうか、心構えの問題だ。目上の人に対する態度の問題だ。
ひょっとしてこれって偏見なのか。そういうのは若い人のごく一部だけで、大部分はちゃんと出来てるのか。でも僕の周りだけでも、出来てない人がかなりいるぞ。そして、これと同じようなグチをいろんな所でいろんなオジサンたちから聞く。

携帯電話だ。

と唐突に結論。これって携帯電話が原因の一つだと思う。

例えば僕が18歳だった頃の話。
夜、付き合っている彼女と連絡をとるとする。手段は家の電話しかない。僕の家の電話から彼女の家の電話へだ。ここで大きな問題が目の前に立ちはだかる。彼女と話す前に、もしかしたら彼女の家族と話さなくてはならないのだ。家族に取り次いでもらって初めて彼女の声が聞けるのだ。

そしてこういう場合、電話に出る家族は何故かお父さんだ。

「はい○○です」とお父さん。この時はまだ社交的な明るい声。
「あ、××と申しますが、△△子さんはいらっしゃいますでしょうか」と僕。早くも絶望的な気分だ。
「××さん?どちらの××さん?」とお父さん。確実に第一声とは声色が違ってる。
「えー、△△子さんのですね、お友達というかお知り合いというか、お付き合いさせていただいているというか」
お付き合い?」
「いえ、そういう意味のお付き合いではなくてですね」
「そういう意味とはどういう意味ですか」
「はい、えーと」
「・・・」
「意味はですね」
「・・・」
「えーと」
「居りません」
「はい?」
「△△子は居りません」
「え」
「では」
「あ」
ガチャ

携帯電話がなかった当時、思えば、こういう無様な失敗を何度も繰り返して「大人」との応対の仕方を学んでいたのだと思う。だってまずこのお父さんという「大人」に嫌われないようにしなければ、彼女と話すことも出来ないんだから。
電話をかける前に、頭の中で数パターンをシミュレーションしてから受話器を取ったものだ。


The Time They Are A-Changin'/Bob Dylan

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