ウォッチング・ザ・ホイール

ちょっと間隔があいてしまった。いっそこのままやめてしまうか、とも考えた。

実際やめたら結構楽になるような気がする。そんなに根つめてやることないんだけど、こういうのは多分性分で、変に力が入っていたんだと思う。

「力が入ってた割にはつまらんぞ」という声が聞こえてきそうだけど。いやそういうこと言ってくれるほど読んでくれてた人がいるならむしろ嬉しいくらいだ。
いずれにせよ、僕なりに睡眠時間を削ってまで努力してやっていたのは事実。そういう自分の行為を、突然「いいのか？」と感じてしまうことがあるのだ。

視点がだ、予兆もなしにふと変わってしまう瞬間があるのだ。

今までにもこのせいで様々なものを途中で放り出してきた。多くのものはそのまま床に転がしておいて、その上に塵やら埃やらが幾層にも積もり、やがて見えなくなってしまった。

「メリーゴーランドからはもう降りた。あとは勝手に回ってくれ」
何かを放り出す時、このアルバムに収められている「WATCHING THE WHEELS」のこの歌詞がとても心強く僕を支える。ジョン・レノンの曲の中でたぶん一番好きな曲だ。

それにしても1980年か。27年前の今日、この人は、頭のおかしなファンに背中から肩にかけて計４発撃たれて死んだ。


Double Fantasy/John Lennon・Yoko Ono