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おやじシネマレヴューその6「ラストターゲット」

2011年05月06日 18:42

おやじシネマレヴューその6「ラストターゲット」

邦題ラストターゲット  原題 -The American -

2010年9月に全米で公開されナンバーワン ヒットしたスパイサスペンス作品

スウェーデン、ダラルナのかた田舎の森、主人公のジャック(ジョージクルーニー)はログハウス女性と一夜を過ごしていた。翌朝白銀の中2人は外に出ると何者かに狙撃され命を狙われる。間一髪で返り討ちにしたジャックは、連れの女性をも撃ち抜き殺す。その後ジャックイタリアローマに移動し、組織の連絡係パヴェル(ヨハン・レイゼン)に自分の居場所が知れ、突如襲われた理由について疑問を持ち問いただすのだがパヴェルは沈黙の後、次の仕事を指示する。

彼は言う、いつものように淡々とした口調で「誰とも話すな、誰とも繋がるな」と。

ジャックは自分の仕事に疲れていた、次の仕事が終れば組織から抜けようと考えていたのだ。ジャックイタリアのかた田舎に逃げ落ちる、そこで次の仕事が待っているからだ。
街の娼婦小屋で知り合った娼婦クララ(ヴィオランテ・プラシド)と組織から禁じられていた「恋愛感情」を持ってしまう。彼は最後の仕事を遂行させるべく狙撃銃を完成させパヴェルに組織を抜けると告げるのだが・・・。

マーティン・ブース原作の小説「暗闇の蝶」を、オランダ写真家で有名なアントン・コルベインが映画化。孤高の暗殺者とし裏街道を歩いて来た男が、引退を決意して臨んだ仕事に張り巡らされた恐るべき罠を掻い潜りながら逃走する。
マイレージマイライフ』でアカデミー賞 主演男優賞にノミネートされたジョージクルーニーが今回は持ち前のダンディーさで陰のあるスパイを演じ、中世の街並みを舞台に繰り広げられる恋愛サスペンス、小気味良い大人の映画に仕上がっている。「OUT of SIGHT」 以来の男の色気満載の姿に彼のファンの期待も膨らむだろう。

日本公開は2011年7月末 公開角川映画で配給。


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