- 名前
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- SEXの祭に無精髭をよく触られる。 一応、カメラマンなので撮った女体は数知れず。仕事...
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おやじシネマレヴューその4「死ぬまでにしたい10のこと」
2011年05月04日 01:10
死ぬまでにしたい10のこと 「My Life Without Me」
舞台はカナダのバンクーバーの港町。2人の娘と失業中の夫を持つ平凡な主婦 アン・マトランド23歳(サラ・ポーリー)ある日身体の不調を訴えたアンは仕事先から病院へ運ばれる。その結果、末期の癌で余命2ヶ月で有る事が判明する。
途方に暮れるもアンはこの事実を家族に打ち明けない事を決意する、そして今まで出来なかった事、やり残した事をメモに残して書き出し実行していく・・。この先育って行く娘達への誕生日のお祝いメッセージをレコーダーに録音する。素性のわからない男性との行きずりの恋 などなど・・・最後の日が刻々と近づいているアンはいったいどんな日々を過ごしていくのだろうか。
この映画、何かこれだけの説明だととんでもない主婦なのだが不思議と最後まで興味深く見入ってしまった。
正直観ていてい主人公の行動に理解出来なかったのだが、冷静に考えてみると作者が観客に対して「あなたならどうする?」と思わせる様に作っているのではと思えて来た、実際ナレーションで主人公を指すところを代名詞に You「あなた」と表現している。納得出来るものでは無いが何か切なさと人それぞれが持つ悩みや願望がストレートに表現されているようにも思える。いざ自分が同じ環境に境遇になった時どんな風に考え行動するのか。 そういう部分が主人公の素直な気持ちとして「10のこと」に込められているのだろうか。
観た人の好き嫌いははっきり別れると思うが、それはそれで観た方のご意見を聞いてみたい。
2003年カナダ/スペイン合作映画
監督はスペイン人の イザベル・コイシェ 「オールアバウト・マイ・マザー」で有名なペドロ・アルモドバルの秘蔵っ子の女流監督である。2009年には東京築地を舞台にした菊池輪子主演スペイン映画「ナイト・トーキョー・デイ」を撮り、第62回カンヌ国際映画祭でのコンペティション部門でフランス映画高等技術委員会賞を受賞している。
主人公アンを演じたサラ・ポーリーは脚本/監督業もこなす才女でこの作品の後「Dawn of the Dead」2004年 でゾンビと戦う事になる。
お勧め度 ★★☆
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