いい話 & 玉緑茶

【今ある環境を】

ゆっくりと深呼吸してからお読み下さいね♪

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今日は手足のない女の子“あみちゃん”の本「手足のないチアリーダー」よりご紹介です。

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小学1年の寒い冬の時期。
朝、全校生徒で校庭を走っていた。
私はお尻をズリズリやるいつもの“あみスタイル”で、ぐんぐん走る。
ところどころに霜柱が立ち、凍てつく地面。
体操着を通し、お尻に深々と冷たさが伝わってくる。
だけど寒さなんて気にならない。
友だちに遅れまいと必死に走った。
私はみんなと一緒に走るのがとても楽しかった。
全校生徒にまじって、お尻を引きずりながら運動場を走る私の様子を、窓から眺めていた校長先生は、
「どんなに冷たいだろう」
と涙をこぼしたと、あとから聞いた。
校長先生は、いつも私のことを気にかけてくれて、母にこう伝えた。
「あみちゃんが何事にも一生懸命に取り組んでいる姿を見て、ラクをしよう、ズルをしようという子がいなくなりました。
あみちゃんの頑張りや前向きな姿勢が刺激になって、ほかのたくさんの子を変えていきました。」
自分が褒められたことよりも、校長先生が喜んでくれたと知って、もっと頑張ろう！！と一層気合いが入った。
「こんな頑張れる子どもに育てたのは、みんなお母さんのおかげでしょう」
校長先生は、いつも私のことと同様に、母をきづかってくれた。
そして無事に一年生を終えたとき、母は校長室に呼ばれた。
にこやかな母を迎え入れた校長先生は、手に持っていた賞状を広げ、大きな声で読み上げた。
「表彰状
佐野初美様
1年間という長い間、雨の日も、風の日も、毎日毎日有美ちゃんと一緒に休むことなく登校してくれました。
有美ちゃん親子と接するうちに、ほかの子どもたちも、とても明るくなりました。
有美ちゃんのお母さんは、立派なお子さんを育て上げた“日本一のお母さん”です。
桜町小学校　校長　久米勝」
家に帰ってから、母がその賞状を眺めながら、うれしそうにしていたことを、私はいつまでも覚えている。

「人は自分の問題を環境のせいにばかりしている。
私は環境など信じない。
世間で頭角を現す人物は、自分の望む環境を自ら探し求める人物であり、もしそれが見つからない時は自分で創り出す人物である」
byバーナード・ショー（イギリスの劇作家・小説家、ノーベル文学賞受賞者）
この話が、皆様のお役に立てれば幸いです


…あるお茶についての漫画からの知識を…

【蒸し製玉緑茶(むしせいたまりょくちゃ)】

日本人の大半の人になじみが薄いであろう日本茶
蒸し製玉緑茶(グリ茶・蒸しグリとも言うそうです)

玉緑茶とは元々、外国の人が中国茶とブレンドし易いように煎茶の製法から精柔(せいじゅう)という行程を省き、勾玉状に仕上げたもの(いつも飲む茶はわざわざ真っ直ぐ伸ばしてるんだとか)。
玉緑茶には色んな種類があり、特に丸くなった物をガンパウダー(高級品)。ふるいで分けて、大きい物からハイソン→チュンミー→ソーミー。
あまり曲がってない下級品をヨンコンと。もろに中国系な名前がつけられてるそうです。

1949年には北アフリカ向け玉緑茶が何と日本の輸出額の首位に立ち、カサブランカには日本茶輸出組合の直営店まであったとか
さて、そんな北アフリカで日本茶はどんな飲み方をされていたのか?
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少し変わった北アフリカ風の飲み方を紹介♪

『材料=緑茶、砂糖、ミントの葉』
熱湯で淹れても渋くならない番茶がお勧めとか。渋いの平気な方は普通の煎茶でも。
イスラムっぽくチャイグラスを用意するとムードでそう。

①急須に茶とミントの葉を入れ熱湯を注ぐ(50年前当時は煮出さないとお茶がでなかったが今はお湯をかけるだけでok)。
②30秒程待って出す。
③砂糖をお好みで入れる(カップの半分位入れるのが現地風らしいが勇気ある人は…)→完成♪

ちなみに、北アフリカで日本茶が飲まれていたのは10年間程で、今は安価な紅茶(又は中国製緑茶)すり替わってしまったとか。
日本でも現在は主に九州で作られてる玉緑茶ですが、日本の戦後を支えた歴史の証人。
最近はネットで取り寄せもできるとか。

…ほぼそのまま移してみたら長い文章にっ!!…