美女は強く求められる、しかし美男は……？　その３

至極現実的な話をするなら。
「女性は求められるが男性は求められない」ってのは徹底的にその通りですよね。

昔、本で見た話です。例えば女性向けの雑誌が、
「今年は京都旅行がトレンディ！」
と書けば、女性が多数、京都に行く。すると男性向け雑誌に、
「今年は京都に行けば女の子がたくさん！　ナンパし放題！」
みたいなことを書き、男性が多数、京都に行く。

かくして、男女両方を多数、京都に行かせることができる。

また、ちょっとした小物などの流行作りにしても、
まずは女子高生が好むものを調べ、新製品を開発して販売し、
女子高生向けの雑誌なんかに「この○○が今、流行ってる！」と
書き立てて、成功すれば女子高生の間で流行り、みんなが持つ。

すると男子たちは、「○○の話題をすれば、女の子にモテる！」となって、
今度は男子たちの間でも○○への関心が高まって、また売れる。
商品そのものは女の子向けのアクセサリーなどだから売れないとしても、
そのガイドブックなどの関連した物は売ることができる。
もちろん、女の子への貢ぎ物、プレゼントとしてなら問題なく男の子に売れる。

こういったものの、男女の順番が逆転することは、ほぼありません。

そもそもこのデジカフェにしてからが、女性は無料、男性は有料。
とりあえず女性をたくさん抱えれば、その女性目当ての男性が、
金を払ってでも来てくれる、と。
この順番が、逆転することなんてないでしょう？

極々一部の例外を除き、
女性というものは、男性を引き寄せる。だが
男性というものは、女性を引き寄せられない。というのが一般的見解。
「看板娘」はあってもその逆は普通ありません。

もし、この関係がどっちもどっちのお互い様なんてレベルであれば、
「男性は無料・女性は有料」という出会いサイトや、あるいは
「女性のみの入店不許可。男性を連れてくるなら良い」なんていうお店なども、
たくさんあるはず。でも実際には、その逆パターンしかありませんよね。一方のみです。

しかもそういった段階でのことなら、美人であるかないかも全く無関係。
女性でさえあれば全員ＯＫ・歓迎、男性は全部ＮＧ・歓迎しない、という扱いをされます。

あちこちで、女性は求められています。でも男性はそうではない。

男性の方が求められるといえば普通のサラリーマンなどですが、
しかしそこで女性が求められにくいのは「妊娠などで仕事に穴を開けられる」
「新しく更衣室や仮眠室を作らなくてはいけない」というような
実務的・実利的な理由であって、個人的感情・好き嫌いではありません。

女性が嫌われて男性が好かれている、のではなく、
男性の方が損害が少ない、という損得計算上の話だけのことです。
会長だって社長だって専務だって、女性を嫌ってるわけではありません。
その会社の取引先も、その会社の商品を買う客も、みんなそうです。

誰も、女性を嫌っていないし、男性が好きなわけでもない。

でも出会いサイトを利用する男性は、しっかりきっちりきっぱり、
「女性が好き」だから金を払ってまで利用しているんです。
そういう男性たちを引き寄せる効果があるから、女性は無料なんです。

と、いうわけで。
前に、「理想の体型」の時にも言いましたけど。
やっぱり、女性は花。男性はミツバチ。

男性の方が女性を求めてバタバタ動き回り、
女性は男性を求めてどうこうするというよりは、
自分自身の花としての美しさを高めようと努力している……というのが
基本の形・王道パターン、というか実際そうなってる、のではないかと。

そのように思います。


という流れで、この話の最後は裏へ。
今度はホステスとホストの比較なんかもしつつ、
男女差についての私なりの結論を述べます。