質問。「理想の体型」って？　その３

若い人はご存知ないと思いますけど、例えば。

夜空をバックに駆け巡るキャッツアイのレオタード姿とか。
元気に華麗にビシッとポーズを決めたセーラー戦士たちとか。
これらは、「折れそうに細い脚」ではなく、「躍動感のある力強い脚」、
すなわち「ムチムチ」であってこそ美しい……と思いません？

でも今や、現実のアイドルとかのみならず、上記のようなアニメ・漫画方面まで、
昔と比べて「ムチムチ」は激減しました。
一番解りやすい例は、画像検索してみてほしいんですが「変幻戦忍アスカ」という作品。
これの、元々の表紙と、近年出た復刻版の表紙とを見比べて下さい。
同じ作者が描いた、同じキャラクターなのに、目を覆いたくなる変貌を遂げてます。

時代の要望に応えた結果の変化、なんでしょうけど。私は愕然としましたよ。
２０年以上昔、アスカの太ももにドキドキしてた中学生時代の思い出が……うぅ。

さて。
延々と述べてきましたが、何を言いたいかと言うとですね。
結局のところはやはり、「女性たるもの、細ければ美しいというものではない！」です。
だからといってもちろん、太ればいいというものでもない。前に述べましたように、
出るべきところと引っ込むべきところがありますからね。ウエストとか、腕とか。

じゃあどうしろというのか？　だから前に説明しました、筋トレです。
腹筋を鍛えれば、ウエストは引っ込みます。
胸や腰を鍛えれば、バストアップ・ヒップアップになります。
大きさだけでなく、形も良くなります。
そして大腿筋で太ももです。美しい「ムチムチ」の脚になります。

そう、ムチムチ太もも。鍛えられた太ももは、強くなった筋肉で内側から
張り詰められ、針でつつけば破裂しそう。「ピチピチ」ともいえます。
これならご理解頂けるのではないでしょうか。活き活きしたピチピチの肢体、です。

バストであれヒップであれ、やはり大きければいいというものでは
ないでしょう？　官能小説風に表現するならば、
「重力に逆らってツンと上を向いた、若々しく瑞々しい胸」ってトコです。
これは、チカラのある筋肉に支えられてこそ実現する状態、に他なりません。

ゼイ肉で太くなるのではなく、筋肉で太くなればいいのです。そうすれば美しくなります。
でもマッチョになったら、女性として美しくないだろって？　そんな心配は無用です。

考えてもみてください。女性よりも遥かに筋肉のつき易い生物である「男性」が、
マッチョを夢見て懸命に努力して、それでもその夢はなかなか叶わないんですよ？
女性が、そう簡単に、パッと見でわかるようなマッチョにはなりませんよ。それ専門の、
効率のいい、ボディービルダー用トレーニングメニューでもやらない限りは。

……何？　どうせ年取ったら、若い娘たちには負ける？　トレーニングなんか虚しい？

なああああぁぁぁぁにを軟弱なコト言っておるかっ！　ドガッ！　壁を殴りました！
私は少林寺の使い手なので縦拳ですからお間違えのないよう！

ホームヘルパー資格取得講座で、講師をやったことのある介護福祉士として
言わせて貰いますがね。人間、８０歳になろうが９０歳になろうが、
トレーニングの効果は必ずあります。１００歳になっても毎日ダンベル体操して、
体を鍛えて、その成果として仲間とゴルフやってるおじいちゃんだっています。

それを。
３０そこそこの綺麗なレイディが。４０そこいらの色っぽい女盛りが。
年齢を理由に下を向くなど１００年早いっっ！　諦めず弛まずトレーニングに励み、
体を鍛え、そしてムチムチの太ももを私に、いやその、世の男どもに見せ付けて
やるがよいわっっっっ！


それやこれやと。
ただ細くてもダメ、単に太ってもダメ。ワガママな注文ばかりしてますよねえ。
いやすみませんほんとに。つい熱くなって。
それほど女性の美しさというものは、一筋縄ではいかない奥の深い複雑なものだなあ、と。
つくづく、しみじみ、思います。

まあホラ実際、
女性は美しくなりたいんですし。
男性は美しい女性を見たいのですし。

花とミツバチの利害は、一致してるわけですから。

どうか、頑張ってください。花の皆様。
ミツバチどもはいつでも、応援してます！y