質問。「理想の体型」って？　その２

古来より我が国において、美しい女性の美しい姿を示す言葉として、
ボンキュボンよりも古い（多分）歴史を誇るものがあります。
体型、体つきの美しさ。色気。セクシーさ。そういったものが極めて高い女性の、
その美しい姿を指し示す言葉。それが「ムチムチ」です。

いまや完全に死語ですが、フルバージョンは「ムチムチプリン」ですね。
今回の主題では、「プリン」は関係ないので省きます。ご了承下さい。

前回言いましたけど、とりあえず女性たるもの、細けりゃそれでいいって
ものではない、というのは誰しもほぼ一致している見解かと思います。
そりゃそうです。細けりゃいいとなれば、ボンキュボンどころか、
キュキュキュになってしまいます。

根本的に、男性は角ばってて固く、女性は丸くて柔らかい。
ゆえに男性はその、「丸くて柔らかい」女性に憧れ、美しさを感じるものです。

その最たるものが胸であり、ここについて「痩せたい」と思ってる女性、
「痩せてほしい」と思ってる男性は、まあ、極少数と言っていいでしょう。
逆に、「キュ」たるウエストについては、細けりゃ細いほどいいというのが
成り立っている。それもまあ、ほぼ統一見解と言えるでしょう。

が、しかし。そんな当たり前のことは置いといて。

私が言いたいのは！　ドン！　テーブル叩きました！
太ももです太もも！　その名の通り「太」ももです！　
これは太い方が、「ムチムチ」の方がいいでしょう？　と。

例えば、チアリーダーが。フレーフレーと高く大きく健康的に振り上げた脚。
あるいは、スリット入りのチャイナドレス。膝を少し曲げ、横から見える脚。
こういうのが、あんまり細いと、サマにならないと思いません？

そんなことないよー、それはあんたの個人的好みだよー、という声が聞こえます。
確かにそうです。が、実は各方面のプロの見解だって私の味方です。

かの有名な「バトル・ロワイアル」の原作小説に、こんなセリフがあります。
ロリコンの変態性を説明してる部分で、

「あたし、その頃、胸なんかぺったんこで、脚も棒みたいで、やせっぽちの
子供だったのに、そんなのがよかったみたい」

ご覧の通り。「胸ぺったんこな子供」と「棒みたいな脚」が、同列に並んでます。
そういうのに興奮する、そういうのに色気を感じる、そういうのを美しいと思って好む、
のがロリコンであると言ってるわけです。

他にも、とある魔法少女漫画がアニメ化した時のスタッフインタビューにて。

「太ももは、あえて細くしました。女の子向けの作品ですから、色気は抑えたんです」

つまり、「太ももを細くすること」は、色気を消すことである、と言ってるわけです。
逆に言うと、「太い太もも」は色気がある、セクシーな脚である、というわけです。

いかがです。
太い太ももこそ、非ロリコンの、色気充分の、美しい大人の女性の象徴である！
と言っても過言ではないと、私は思います。それこそ、胸にも負けないぐらい。

なのに。
これ、反対意見が結構あるんですよねえ。ウエスト同様に、細けりゃ細いほどいい、
みたいに考えてる人が多い。というか、今はそっちが多数派な様子。

なぜだっ？